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世界初、微生物を利用して廃太陽電池からレアメタルの回収に成功

2025年10月06日11時45分 / 提供:@Press

芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)メタルバイオテクノロジー共同研究講座・山下光雄シニア教授と株式会社ケー・エフ・シー(東京都港区、代表取締役社長:田村知幸、以下「ケー・エフ・シー」)は、廃太陽光パネルからセレンを含むレアメタルを溶解し、セレン酸還元微生物Stutzerimonas stutzeri NT-Iを用いて世界で初めてセレンの浄化回収再資源化に成功しました。

セレンはレアメタルの一種で、半導体材料や太陽光パネルに広く利用されていますが、セレン酸や亜セレン酸には毒性があり、排水基準や土壌汚染に関わる環境基準値が定められており浄化の対象になっています。一方、太陽光パネルは2000年以降から徐々に生産販売が拡大されており、自然災害や経年劣化により2030年以降に大量廃棄されると予想されています。ガラスと金属と樹脂などが強く固着された太陽光パネルは煩雑な廃棄物で、さらに、化合物系太陽電池にはヒ素、セレン、カドミウムなど有害物質を含んでおり、溶出による浸出水への影響も懸念されています。
今後、太陽光パネルの排出量が増大していくことから、最終処分場の確保など大きな社会・環境問題となるため、再資源化することにより環境汚染を防ぐ必要があります。

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