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アカチャンホンポで接客ロボットの実証実験を開始 ― 人手不足解消と新しい買い物体験の実現に向けて ―

2025年09月30日14時00分 / 提供:@Press

NUWAロボティクスJAPAN株式会社(代表取締役社長:矢吹 雅彦)は、株式会社赤ちゃん本舗(本社:大阪市中央区)およびウォータースタンド株式会社(本社:埼玉県さいたま市)と共同で、ディスプレイ型おもてなしサービスロボット「Collibot(コリボ)」を活用した実証実験を、アカチャンホンポ アリオ北砂店にて2025年8月中旬より開始しました。
本実験は、共同研究者である地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターによる「クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業」公募型共同研究に採択された取り組みの一環として実施します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/547452/LL_img_547452_1.jpg
店舗にいるCollibot

【実証実験の狙い】
少子高齢化による人手不足が深刻化する小売・サービス業において、ロボットによる接客支援の有効性を検証することを目的としています。ロボットが店舗スタッフの業務を補助することで、
・スタッフの負担軽減
・接客品質の均一化
・お客様の買い物体験の向上
を実現できるかを検証します。
さらに、実証実験では「成果の数値化」にも注力しています。ロボットの前を通過した来店客の統計(年齢・性別)、実際の利用者数、利用時のログデータ、日時ごとの利用傾向などを収集・分析し、今後のマーケティングに活用できる仕組みを検証します。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/547452/LL_img_547452_2.jpg
サービスロボットCollibot

【Collibot(コリボ)による主な取り組み】
1. 店内巡回での情報発信
大型ディスプレイで広告やお知らせを表示しながら巡回します。Collibot(コリボ)に搭載した「Kebbi(ケビー)」が音声で呼びかけることで、お客様の注目を集めます。

2. 商品・売場案内
お客様の質問に対し、生成AIと検索AIを活用して商品情報を提供し、売り場まで案内します。AI会話によりお客様の要望を明確化し、ニーズに合った商品検索と売場案内を可能にします。

3. 音声による呼びかけ対応
巡回中に「ハロー、コリー」と声をかけると停止し、その場で質問や案内に対応します。

4. 案内カウンターでの対応
移動型だけでなく、固定設置型ロボット「Kebbi(ケビー)」による、各種問い合わせ対応などの対話サービスも同時に実証中です。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/547452/LL_img_547452_3.jpg
店頭にいるスマートロボットKebbi

【技術的な工夫(課題解決の例)】
・AI応答の遅延対策:質問内容をオウム返しで確認することで、お客様は認識された安心感を得つつ、応答待ち時間を短く感じられるUXを実現。

・売場データとの連携:商品データと棚位置情報を瞬時に検索し、案内を自動化。

・わかりやすいUI:音声だけでなく画面に選択肢を表示し、ミスを減らしてスムーズに案内。

・AI会話による商品検索強化:お客様の要望を会話の中から見つけ出し、関連性の高い商品候補を提示。そのまま売り場までお客様をご案内する「店員のような接客」を実現。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/547452/LL_img_547452_4.png
ロボットの操作画面

【今後の展望】
本実証実験で得られた成果や課題をもとに、さらなる改善を行い、2026年春の実用化・販売開始を目指しています。今後は、大型店舗に限らず、ショッピングモール、観光案内所、自治体施設、博物館などの文化施設など、幅広いシーンでの活用も視野に入れています。小売・サービス業における人手不足解消と、新しい顧客体験の創出に貢献してまいります。

【ディスプレイ型おもてなしサービスロボット「Collibot(コリボ)」実証実験 技術概要】
1. 実証実験の位置づけ
● 本プロジェクトは、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターによる「クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業」採択案件
● 共同研究者:地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
● 共同実施者:
● NUWAロボティクスJAPAN株式会社
● 株式会社赤ちゃん本舗
● ウォータースタンド株式会社
● 実施期間:2025年8月中旬~10月末
● 実施場所:アカチャンホンポ アリオ北砂店

2. 実証実験の利用シーン
(1) ディスプレイ+音声での情報発信
● 店舗巡回時に広告や告知を表示
● 搭載ロボット「Kebbi(ケビー)」が音声で呼びかけ、注目度を向上
(2) 生成AI・RAGによる顧客対応
● 呼びかけに応じてAIが質問に回答
● 商品説明・店舗情報を自動で案内
(3) 売場案内機能
● 商品データベースと棚位置情報を連携
● 店内でのナビゲーションを実現
(4) マルチモーダルUX
● 音声応答だけでなく画面選択肢も提示
● 聞き間違いを減らし、わかりやすさを強化
(5) 固定型ロボットによる受付業務(採択案件外)
● 案内カウンター設置型「Kebbi(ケビー)」も同時検証
● 店舗規模や導入形態に応じた複数モデルの有効性を確認
(6) 統計データのマーケティング活用
● ロボット前を通過した来店客の統計(年齢・性別)を収集
● 利用者数や利用時刻の傾向を可視化
● ログデータを基に、今後のマーケティング活動や売場改善に活用可能

3. 技術的工夫(課題と解決例)
● AI応答の遅延対策:質問をオウム返しで確認することで、応答待ち時間を短く感じられるユーザー体験を実現
● 商品検索の精度向上:AI会話で要望を明確化し、関連度の高い商品を提示。そのまま売場案内まで可能
● 注目度向上:ディスプレイ表示に加え、ロボットが音声で補足し、視覚+聴覚の両面で訴求

4. 今後の展望
● 実証実験の成果を分析し、サービス内容を改良
● 2026年春の商用展開を目指す
● 小売業のみならず、商業施設、観光・文化施設、自治体窓口など幅広い分野での活用を推進

■会社概要
会社名 : NUWAロボティクスJAPAN株式会社
所在地 : 〒105-0014 東京都港区芝2丁目29-11 高浦ビル7階
代表取締役社長: 矢吹 雅彦
設立 : 令和2年1月9日
URL : https://www.nuwarobotics.com/ja/

注:NUWAロボティクスJAPAN株式会社は、鴻海精密工業が筆頭株主のNUWA Robotics Inc.の子会社として日本市場を担当。2020年設立以来、運輸、小売り、教育、介護、ホテル、観光分野でのコミュニケーションロボットの導入を進めています。
NUWA Robotics Inc.はグループ統括会社をケイマン諸島に置き、台湾、日本、中国、香港、米国、ウズベキスタン等に拠点会社を持ち、コミュニケーションロボットから自律走行サービスロボット、産業用ロボットまでを手掛ける総合ロボットメーカーです。

■本件に関するお問い合わせ先
NUWAロボティクスJAPAN株式会社
mail: support_jp@nuwarobotics.com

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プレスリリース提供元:@Press

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