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サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ 肺がん個別化医療のさらなる進展を目指して、国立がん研究センター東病院と戦略的提携 新規肺がんマルチ遺伝子検査の臨床応用に向けて

2025年07月28日11時30分 / 提供:@Press

サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ(グループ本社:東京都港区、代表:室田博夫)は、肺がんにおける個別化医療の促進を目的に、非小細胞肺がんを対象とした新規のマルチ遺伝子検査システムの臨床導入に向けて、国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区、理事長:間野博行)東病院(千葉県柏市、病院長:土井俊彦、以下「国立がん研究センター東病院」)と新たな戦略的提携を締結したことを発表します。サーモフィッシャーサイエンティフィックの次世代シーケンサ(NGS)*1「Ion Torrent(TM) Genexus(TM) システム*2」を用いた「Oncomine(TM) Dx Express Test*3」は、高速自動解析により24時間以内に解析結果を届けることができる迅速なマルチ遺伝子検査システムです。
このマルチ遺伝子検査システムが臨床導入されると、進行肺がんの患者さんから採取した検体を用いて、複数の遺伝子を同時にかつ迅速に診断することができ、日本国内の個別化医療の発展に大きく貢献することが可能になります。その結果、進行肺がん患者さんへ有効な治療薬をより早く、より確実に届けることができ、肺がんにおける最適な精密医療(プレシジョンメディシン)の推進が期待されています。
国立がん研究センター東病院が主導して実施している肺がん遺伝子スクリーニングネットワーク「LC-SCRUM-Asia*4」(研究代表者:国立がん研究センター東病院 副院長、呼吸器内科長 後藤功一 医師)では、このマルチ遺伝子検査システムの研究用プロトタイプ(Genexus/Oncomine(TM) Precision Assay [OPA] システム)を2020年9月から導入し、2025年6月までに約11,000例の肺がん臨床検体の解析を実施してきました。この度の提携では、LC-SCRUM-Asiaに蓄積された臨床検体と遺伝子解析データを活用して「Oncomine Dx Express Test」の臨床性能を検証し、早期の臨床応用を目指します。

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