2025年07月01日10時45分 / 提供:@Press
三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修、以下「三井化学」)は、当社が保有するユニークな素材と精密加工技術を組み合わせた高酸素透過性を有する細胞培養ウェルプレートInnoCell(R)を、新製品として2025年7月から上市しますのでお知らせします。
■背景
近年、医薬品開発においては、低分子医薬から抗体、核酸医薬、加えて遺伝子および細胞治療といった再生医療の領域に至るまで、創薬モダリティの多様化が急速に進んでおります。先般、米国の食品医薬品局は、新薬の臨床までに実施してきた動物試験を段階的に廃止し、ヒト由来の細胞を体外で培養したミニ器官(オルガノイド)、細胞凝集体(スフェロイド)や生体模倣システム、AIなどの技術を用いて、薬の有効性や安全性を評価する方針を発表しました。さらには、患者さんの細胞を体外で培養し、体質に応じて効果的な治療を行う、個別化医療の実現の取り組みも始まっております。
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