2025年07月04日09時00分 / 提供:@Press
株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 亮、以下「JMDC」)及びJMDCグループの株式会社HERO innovation(本社:福岡県福岡市、代表取締役:平野 義和、以下「HERO」)は、エーザイ株式会社(本社:東京都文京区、以下「エーザイ」)と共同で、軽度認知障害(以下「MCI」)の早期診断と専門医紹介のための動線構築を目指した、WEB問診システム「メルプ」(以下「WEB問診」)を活用した実証実験を開始いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。
HEROが開発・提供するWEB問診は、医師の適切な症状把握、患者の正確な症状伝達を支援し、症状別の対応や、電子カルテへの問診結果の転送を瞬時に行える利便性から、院内の業務効率化や医療の質向上に実利のあるプロダクトとして、約1,900の医療機関に普及が進んでおります。WEB問診に、日常診療の自然な患者動線の中で予め把握・取得しておきたい内容を設問設計することで、患者が持つ様々な自覚症状や日常生活の状況を伺うと同時に、データとして抽出・分析することが可能です。
MCIは、認知機能の一部に低下が見られるものの日常生活には大きな支障がなく、認知症までは進行していない状態を指し、日本ではおよそ500万人の患者が存在すると推計されています*1。MCIの段階で予防や治療を行うことができれば、認知症の発症を遅らせる、または認知機能を回復させる可能性があります*2。しかし、一般的に、本人や家族が違和感を持ち受診した時には、すでに回復が困難な段階まで認知症が進行しているケースが多く、MCIの早期発見・診断・専門医への紹介が社会課題となっています。
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