2024年10月09日16時40分 / 提供:PR TIMES
資生堂とマサチューセッツ総合病院皮膚科学研究所(以下: CBRC)※1は、共同研究により新たな皮ふの免疫細胞の機能として、老化した線維芽細胞(老化細胞)を除去することと、そのメカニズムを発見しました。これまで老化細胞は、年齢とともに蓄積すると考えられていましたが、老齢の皮ふにおいても必ずしも老化細胞が多いわけではなく、免疫細胞の一種であるCytotoxic CD4+ T細胞 (以下: CD4 CTL)※2が老化細胞の蓄積抑制に強く関わっていることを明らかにしました。また、CD4 CTLが老化細胞の蓄積を抑えるメカニズムとして、老化細胞内で活性化したヒトサイトメガロウイルス(以下: HCMV) ※3の一部分(抗原)が老化細胞の表面に出現することで、それをCD4 CTLが認識し、老化細胞を選択的に除去していることを世界で初めて発見しました(図1)。
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