2025年10月23日05時40分 / 提供:PR TIMES
「いい質問ですねえ」の言葉に込められた、深~い思いとは?
「そうだったのか!」と思わず膝を打つニュース解説の第一人者、池上彰さん。わかりやすく簡潔に伝える秘訣は【思考の整理】にありました。生放送の現場リポート、子ども番組の司会、選挙特番でのするどい質問など、唯一無二の経験で培った177の実行スキルを収録した最新刊『池上彰が話す前に考えていること』を11月27日、新潮社から発売いたします。
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池上流・思考整理術のベスト版『池上彰が話す前に考えていること』の発売に先駆けて、本書の一部を紹介します。
「わかる」とは点と点がつながることどこまで続くかわからない真っ暗なトンネルのなかを手探りで進むうち、突然パッと光が差す―。「わかったぞ!」という瞬間は、このようにして訪れるものなのかもしれません。
それまで蓄積してきた個々の知識が、一つの理論の下にまとまる。もしくは、頭のなかで「一つの絵」としてまとまる。これは、バラバラだった知識と知識の間に補助線が引かれた状態ともいえるでしょう。「わかる」とは、点と点がつながることなのです。
要点は3つまでに絞る伝えることは3つまでに絞りましょう。
「3の原則」といって、人間は3つまではスムーズに理解して記憶できるが、4つ以上に増えると混乱してしまうのだとか。不思議な習性ですね。
説明を始める前に、「これから3つ、大事なことを話します」とポイントを絞り込むことで相手の理解度はぐっと上がりますし、話がだらだらと長くなることも避けられます。
インプット内容を第三者に話す本や講演会、ドキュメンタリー番組などを通じて「なるほどな」と思うことがあるでしょう。それをすぐ誰かに話してみる。説明してみる。友人や家族が相手をしてくれないのなら、イヌやネコでもいいんです。熱が冷めないうちに、口に出して喋ってみることをおすすめします。
必死になって勉強する機会が多い私ですが、学生やテレビの視聴者に解説すること( = アウトプット)を念頭に置いて調べもの( = インプット)をすると、要点をしっかり頭に叩き込むことができます。一方で、漫然と話を聞いたり、本を読んだりしていると、内容が右から左へ抜けていってしまう。誰しも、面白いことや驚いたことに触れたとき、「この体験を誰かと共有したい」と思うもの。これをうまく利用して、インプットの定着率を上げましょう。
【池上彰さんからのコメント】
この仕事をしていると、「わかりやすいニュース解説をありがとうございます」と声をかけられるようになりました。それ自体はありがたいことなのですが、安直に「答え」だけを求めて、それ以上のことを考えなくなっている人が増えている気がしています。これは危険なことです。
安易に、そして安直に「答え」を求めずに、自分の頭で考えてみる。そんな習慣を身に着けてほしいと願っています。そんなトレーニングのために本書を役立てていただければ幸いです。
■書籍内容紹介池上さんの解説は、なぜわかりやすい? 「要点は3つまで」「相手ファーストで話す」「論破は不毛」――伝えるプロのすごい頭の使い方とは。今すぐ真似できる実行スキルが詰まった、池上流・思考整理術のベスト版!
■ 著者紹介:池上彰(いけがみ・あきら)1950(昭和25)年、長野県生まれ。ジャーナリスト。名城大学教授、東京科学大学特命教授、立教大学客員教授など複数の大学で教鞭を執る。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。報道記者や番組キャスターなどを経て、1994年から11年間、『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。2005年に独立。『伝える力』『なぜ、読解力が必要なのか?』など著書多数。
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撮影:新潮社
■書籍データ【タイトル】池上彰が話す前に考えていること
【著者名】池上彰
【発売日】2025年11月27日
【造本】四六判/ソフトカバー/208ページ
【定価】1650(税込)
【ISBN】978-4-10-476202-6
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/476202/
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