2025年09月29日23時10分 / 提供:PR TIMES
伊勢を統治していた異色の大名・富田信高が毛利・吉川の大軍を迎え撃ちます。藩主と領民が結束した戦に颯爽と現れた若武者は……。後世にも語り継がれた名場面が堪能できる快作です。
伊勢の国に迫りくる毛利・吉川の大軍3万。対する伊勢勢はわずか1700余。しかし大名・富田信高は諦めませんでした。信高のもとに一致団結する領民たち、信高の窮地を救った「姫武者」。のちの夜にも語り継がれたその姫は信高の妻でした。薙刀を手に、馬上から敵兵を切り伏せ、孤軍奮闘の夫を救い出します。この戦いは、信高の穏やかな気性と胆力ある妻との絆から生まれたものでした。異色な大名の知られざる史実を描く快作です。
近衛龍春著『伊勢大名の関ヶ原』が新潮文庫より本日刊行されました。
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