2025年05月21日10時15分 / 提供:PR TIMES
私娼と戯れつつ、軍人を「肥満豚」と呼び、やがて反時代的傑作『濹東綺譚』を完成させた荷風。戦後はストリップを楽しみ、新憲法を嗤った文豪の素顔に迫りながら「昭和」を丸ごと描き出す「昭和百年」記念作品。
関東大震災から、激しく揺れ動く「昭和」は始まった。モダン都市東京の誕生、昭和恐慌、226事件、満州事変、太平洋戦争、東京大空襲、地方への疎開、敗戦、戦後民主主義、性の解放……。激動の昭和を微細に書き留めた『断腸亭日乗』をはじめとする荷風作品を徹底的に読みこんだ評論家・川本三郎さんが、荷風とその時代の足跡を辿り、「これを書きあげたら思い残すことはない」とまで語った、執筆6年余、1900枚に及ぶライフワーク『荷風の昭和』前後篇(新潮選書)が「昭和百年」の今年、5月21日(水)に同時発売されます。
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