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TISと大阪大学 量子情報・量子生命研究センター、新量子アルゴリズム「FQAOA」を開発

2025年05月07日13時45分 / 提供:PR TIMES

~環境負荷の低減への第一歩として、電力需要の資源配分の最適化における計算精度を約10倍に向上させることに成功~

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)と国立大学法人大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(所在地:大阪府豊中市、センター長:北川 勝浩、以下:大阪大学)は、組合せ最適化問題(注1)に対する新量子アルゴリズム「フェルミオン型量子近似最適化アルゴリズム」(以下:「FQAOA」)を共同で開発し、これを電力需要ポートフォリオ最適化問題に適用した成果を発表します。
「FQAOA」は、従来の量子最適化アルゴリズム「XY-QAOA」(注2)と比較し、電力需要の資源配分の最適化における計算精度を約10倍改善することに成功しました。本研究成果は、量子計算分野のトップカンファレンスである「IEEE Quantum Week 2024」で口頭発表および論文発表され、量子計算の実問題への適用可能性を広げ、国内外で大きな注目を集めました。「FQAOA」の技術は量子最適化技術の社会実装に向けた重要なステップとなり、将来的には金融やエネルギー、ヘルスケアなど多岐にわたる産業の最適化に寄与することが期待されています。

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