2025年05月26日14時15分 / 提供:PR TIMES
東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:澁谷直樹、以下「NTT東日本」)と国立大学法人新潟大学(新潟県新潟市、学長:牛木辰男、以下「新潟大学」)は、医師不足および医師の偏在という課題解決に向けて、新潟大学・同大学医歯学総合病院で、2025年5月26日から2026年3月31日の間、tsuzumi※1を活用した医療文書作成支援AIモデルによる業務効率化および医療サービスの質向上を目的とした実証事業を実施します。
※1 tsuzumiとは、NTTが開発した軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を持つ大規模言語モデル(LLM)です。NTTグループでは、「tsuzumi」を用いた商用サービスを2024年3月に開始しました。https://www.rd.ntt/research/LLM_tsuzumi.html
1.本取り組みの背景・目的 現在、日本の医療業界は深刻な医師不足と地域間での医師の偏在という課題に直面しています。特に地方や過疎地域では医師が不足し、患者への十分な医療サービスが提供できない状況が続いています。これにより、都市部に集中する医師の負担が増加し、医療サービスの質の低下や医師の過重労働が問題となっています。厚生労働省の「都道府県別の医師偏在指標」※2によると、新潟県は全国で3番目に医師数が不足している地域であり、地域医療の強化と医師の負担軽減が喫緊の課題です。
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