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豪雨予測に重要な下層水蒸気の“ばらつき”を高精度に観測~A-SKY/MAX-DOASによる6年間の連続観測~

2025年08月22日04時40分 / 提供:PR TIMES

千葉大学大学院融合理工学府博士前期課程2年生の溝渕隼也氏と環境リモートセンシング研究センター(CEReS)の入江仁士教授ら研究グループは、同グループが展開する国際リモートセンシング観測網「A-SKY」で用いられる多軸差分吸収分光法(A-SKY/MAX-DOAS法)(注1)を活用することで、線状降水帯など集中豪雨の引き金となる大気下層における水蒸気濃度の「水平方向の不均一性 (場所ごとの違い)」が、大気が不安定な時ほど顕著になる傾向を6年間の長期連続観測により世界で初めて明らかにしました。
この水蒸気の水平不均一性は、気象庁の高解像度の数値予報モデル(注2)でも適切に検出されておらず、本研究成果は豪雨災害の早期警戒や予測精度向上に貢献することが期待されます。また、本手法を高層気象観測(ラジオゾンデ)(注3)と比較検証したところ、極めて高い観測精度を示すことも実証しており、信頼性の高い新たな水蒸気観測手法としての有効性を示しました(図1)。
本研究成果は、2025年7月11日に英文電子ジャーナル Progress in Earth and Planetary Science (PEPS)に掲載されました。

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