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幹細胞の「自衛反応」に新発見 ~がん治療にもつながる可能性~

2025年06月11日17時40分 / 提供:PR TIMES

千葉大学大学院医学研究院の田中知明教授らの研究グループは、がん抑制遺伝子p53(注1)によって発現が誘導される長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)(注2)「LOC644656」が、DNA損傷などのストレス応答時に幹細胞の分化を促進することを発見しました。さらに、LOC644656の誘導によってがん細胞の化学療法に対する抵抗性が高まるメカニズムを解明しました。この成果は、幹細胞がDNAの損傷にどう対処するかを解き明かすと同時に、がん細胞の治療抵抗性を克服する新たな治療法開発につながる可能性があります。
本研究成果は、2025年5月23日に国際科学誌Nature Communicationsに掲載されました。

■研究の背景

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