2025年09月01日01時40分 / 提供:PR TIMES
腸細胞を使用したMPSの有用性・信頼性を検証
大日本印刷株式会社(DNP)は、新薬開発の探索研究のスクリーニングや、非臨床試験で行う動物実験に代わる生体模倣システム(Microphysiological System:MPS)の開発に向けて、国立大学法人筑波大学(学長:永田恭介)と共同研究を開始しました。共同研究期間は、2025年7月24日~2026年5月31日です。
MPSは、ヒトの臓器の単一種または複数種の細胞をチップに載せ、生体内の微小環境を模擬的に再現したもので、薬物の効果や安全性の評価に活用できる技術です。DNPが国立成育医療研究センターなどと開発した「ミニ腸」は、ヒトの腸と類似した特長を有し、筑波大学などが開発したMPSと組み合わせることで、ヒトの体内に近い評価を実現できる可能性があります。今回、DNPと筑波大学は、「ミニ腸」の腸細胞とMPSを組み合わせた新しい評価システムの共同研究を開始し、その有用性・信頼性を検証します。
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