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アゾポリマーへのスキルミオン構造のダイレクトインプリントに成功! -物質へのトポロジカルな準粒子の生成、消滅、操作への第一歩-

2024年04月12日15時45分 / 提供:PR TIMES

 千葉大学分子キラリティー研究センターの尾松孝茂教授、宮本克彦教授、A Srinivasa Rao特任講師、千葉大学大学院融合理工学府の田村理人さん、津田和樹さん、Fanny Getzlaffさん、インド工科大学ビライ校のPraveen Kumar助教授、デューク大学のNatalia M. Litchinitser教授らの共同研究グループは、アゾポリマー(注1)に光の準粒子状態と呼ばれる光スキルミオン(注2)を照射することで、光スキルミオンの偏光の渦構造(スキルミオン構造)を物質に直接転写できることを実証しました。スキルミオン構造が転写されたアゾポリマーの表面には、波長よりも大きな深さ(約600nm)の凹凸構造の上に、偏光の垂直方向に沿ったサブ波長スケールのリップル構造(深さは数10ナノメートル)を持つ表面レリーフが刻まれています。この結果は、スキルミオンのように、物質の形や配置を変えてもその性質が変らないトポロジカル物質に保護され安定した準粒子を、さまざまな物質中で光によって生成、消滅、操作できる可能性を実証し、物性物理学の新たな知見を与えるものです。

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