2023年04月06日17時02分 / 提供:PR TIMES
~欧州における洋上風力発電事業のさらなる拡大~
住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)は、フランスの大手電気・ガス事業者であるENGIE社(本社:フランス)およびスペインの再生可能エネルギー事業開発運営者であるEDP Renewable社(本社:スペイン)の合同会社であるOcean Winds社(本社:スペイン)、フランスの預金供託公庫であるCaisse des Depôts et des Consignations社(本社:フランス)(以下「2社」)、および再生可能エネルギー発電所の事業開発運営者であるVendee Energie社(本社:フランス)とフランスで共同開発中のノワールムーティエ洋上風力発電事業(以下「本事業」)において、2023年4月5日にプロジェクトファイナンス組成を完了しました。今月より着床式洋上風力発電所の建設を開始します。
住友商事は、2018年12月に本事業に参画し、仏ビスケー湾沖合約12キロメートルの海域において共同開発を進めてきました。今般、約22億ユーロ(約3,000億円)のプロジェクトファイナンスを組成し、2025年後半の完工を目指して工事を進めます。本事業の総事業費は約3,500億円で、完工後の事業期間は25年間を予定しています。また、総発電容量は約500MW(年間想定発電量は約80万人分の消費電力量に相当)で、同国の国営電力会社との長期契約に基づき売電される予定です。
フランス政府は、2050年のカーボンニュートラル化達成を目標に、同年までに40GWの洋上風力発電所を導入する計画を立てています。住友商事は、本事業の他にも、2社とともに英仏海峡洋上沖合約15キロメートルの海域において、2023年5月頃に着工予定のル・トレポール洋上風力発電事業の共同開発も進めており、本事業と合わせた総発電容量は約1GW(年間想定発電量は約160万人分の消費電力量に相当)(持分発電容量は約300MW)となる見込みです。また、住友商事は、これらの着床式洋上風力発電の開発のみならず、浮体式洋上風力発電も含めた大型風力発電事業を推進し、同国のエナジートランジションに貢献します。
住友商事は、2050年のカーボンニュートラル化達成を長期目標として定めており、再生可能エネルギーの供給を持分発電容量ベースで足元2023年3月末の約1.8GWから、2030年までに3GW達成を中期目標として定めており、さらにこれを5GW以上に拡大することを目指しています。今後も、水素などのカーボンフリーエネルギーの開発・展開を進めるとともに、再生可能エネルギー事業を推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。
<参考資料>
■事業概要
案件名 :ノワールムーティエ洋上風力案件(Noirmoutier)
事業会社名 :Éoliennes en Mer des Iles d’Yeu et de Noirmoutier
株主構成 :Ocean Winds 60.25パーセント、Vendée Energie 0.5パーセント、Caisse des Dépôts et des Consignations 9.75パーセント、住友商事 29.5パーセント
総発電容量 :約500MW
スケジュール:2023年4月着工、2025年後半完工予定
案件名 :ル・トレポール洋上風力案件(Le Tréport)
事業会社名 :Éoliennes en Mer Dieppe et Le Tréport
株主構成 :Ocean Winds 60.5パーセント、Caisse des Dépôts et des Consignations 10パーセント、 住友商事 29.5パーセント
総発電容量 :約500MW
スケジュール:2023年5月頃着工予定、2026年後半完工予定
■計画地点 位置図
[画像1: https://prtimes.jp/i/726/823/resize/d726-823-0a968cf34fe55b973163-0.jpg ]
■住友商事が手掛ける海外洋上風力発電所一覧図
[画像2: https://prtimes.jp/i/726/823/resize/d726-823-95a7ccb4e2d24570be58-1.jpg ]
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