2024年04月10日18時40分 / 提供:PR TIMES
【編集長から】昨年夏にボストンを訪れ、弊誌コラムニストで元CIAのグレン・カール氏と会いました。ちょうど『オッペンハイマー』が全米公開直後で、見たばかりのカール氏から「映画が終わった後、場内が静まり返り、誰一人席を立とうとしなかった」と、教えられました。同じ現象が起きたのは1978年公開でベトナム戦争を描いた『ディア・ハンター』以来だそうです。一般のアメリカ人にとってオッペンハイマーと原爆開発の歴史は実は新鮮で、作品の迫力と「核のリアル」に打ちのめされたのでしょう。4月9日発売号の特集「オッペンハイマー アメリカと原爆」は、アメリカ人が原爆にどう向き合ってきたか/科学とモラルの問題/忘れられた被害者……について掘り下げました。(長岡)
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