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心房性機能性僧帽弁逆流症に対する経カテーテル的僧帽弁接合不全修復術と薬物療法の比較

2025年07月25日14時40分 / 提供:PR TIMES

― OCEAN-Mitral研究とREVEAL-AFMR共同研究による傾向スコアを用いた検討 ―

順天堂大学医学部内科学教室・循環器内科学講座の金子智洋 助教、鍵山暢之 特任准教授、岡崎真也 准教授ら、および豊橋ハートセンター循環器内科の山本真功 部長、慶應義塾大学医学部循環器内科の林田健太郎 特命教授らの共同研究グループは、国内21施設の多施設共同研究であるOCEAN-Mitral研究*¹と26施設の多施設共同研究であるREVEAL-AFMR研究*²それぞれの研究結果を用いた調査により心房性機能性僧帽弁逆流症*³の予後に対する経カテーテル的僧帽弁接合不全修復術*⁴(以下カテーテル治療)の影響を調査しました。その結果、カテーテル治療を受けた患者は薬物治療を受けた患者と比較し、予後が良好であることが明らかになりました。心房性機能性僧帽弁逆流症は高齢者に多く、治療の第一選択である外科手術が難しいことが少なくありません。近年、カテーテル治療の普及に伴い、外科手術のリスクが高い患者であっても、少ない体の負担で僧帽弁逆流症の治療が可能となっています。しかし、僧帽弁逆流症*⁵の一種である心房性機能性僧帽弁逆流症に対するカテーテル治療の効果は明らかになっていませんでした。多くの施設の治療内容やその後の経過に関するデータを収集することで得られた本成果は、治療戦略を考える上でその意思決定の礎となるものです。本論文はEuropean Heart Journal誌のオンライン版に2025年7月9日付で公開されました。

本研究成果のポイント

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