イリノイ大学のYu-Ching Chen 大学院生とXin Liu准教授、千葉大学先進科学センターの大栗真宗教授が参加する国際共同研究チームは、銀河中心超大質量ブラックホールにガスが降着し明るく輝く天体(クエーサー)が、近接しペアとして存在する「二重クエーサー(図1、図2)」を、遠方宇宙で発見しました。それぞれのクエーサーの周りの二つの銀河が合体する様子も捉えられ、理論的に予想されていた、銀河の合体によって巨大銀河や超大質量ブラックホールが成長する現場を、遠方宇宙で初めて捉えた貴重な発見です。本科学成果は英学術誌 Nature 4月6日発行号に掲載されました。