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作品タイトルと名前の由来が同じ「幻の花」が発売前に咲き誇って著者が驚愕!! 宇佐美まこと『ドラゴンズ・タン』本日発売!

2022年09月16日15時40分 / 提供:PR TIMES

数十年に一度しか咲かない「リュウゼツラン」が日本各地で次々と開花。それは本作が世に送り出される前触れだったのか……?

[画像: https://prtimes.jp/i/47877/699/resize/d47877-699-599f5d84f6311044bc54-0.jpg ]

 『羊は安らかに草を食み』『骨を弔う』等の代表作がある宇佐美まことさんの新刊、『ドラゴンズ・タン』を本日、2022年9月15日に新潮社より刊行いたします。

 怪談小説でデビューし、本格ミステリーから心理サスペンス、正統派ホラーまで多岐にわたる作品を書き続ける著者が「長年温めてきて、世に出すなら絶対今しかないと思って書いた、思い入れの深い作品」というのが本作です。ホラーにしてラブロマンスでもあり、転生ものの要素も加わった壮大な物語として描かれた本作には、「竜舌」(りょうぜつ)という得体の知れない生命体が物語全体を通したキーワードとして登場します。

 奇しくも今夏、数十年に一度しか花が咲かない「リュウゼツラン」が日本全国で次々と開花し、話題となりました。その姿から「竜の舌」に見立てられてつけられた名前で、漢字で書くと「竜舌蘭」。何の因果か、花とは違うものの、「竜舌」の英訳をタイトルとした本作『ドラゴンズ・タン』の発売と符合するかのように花開いたことに、著者の宇佐美まことさんは「偶然とは思えない、不思議な縁を感じます」と驚きを隠せませんでした。

 この一致は偶然か、必然か。古代から続く正と負、陰と陽の悠久の因果を描いた本作を読み、「竜舌」の正体をぜひお確かめください。

■推薦コメント
「繰り返される絶望と希望の波に翻弄される楽しみ。その後に胸をよぎる、「人とはなにか」という根源的な問い。現時点での“宇佐美ファンタジー”の集大成」(文筆家・門賀美央子)

■著者コメント
「10年の長きにわたり、私の頭の中で転がし続け、膨らまし続けてきた物語がついにカタチになりました。ひらめきを感じた当時、私はまだ怪談しか書いていませんでした。その頃、自分が書くものは、怨念や祟りのような日本的なドロドロしたものではなく、また西洋のホラーのようなドライなものでもないと位置づけていました。レイ・ブラッドベリの書く「ダーク・ファンタジー」になぞらえて「ジャパニーズ・ダーク・ファンタジー」と密かに名付けていました。
 そしてこのたび、『ドラゴンズ・タン』は「チャイニーズ・ダーク・ファンタジー」として結実したと思います。書いている間は、中国という国の長い歴史にもまれ、大地を駆け巡っている気分でした。とても幸福な時間でした。
 書き上げた今でも、中国を真に理解したとは到底思えません。歴史の中に垣間見える人物が持つ豪胆さ、非情さ、姦悪さ、残忍さ、寛容さ、従順さ、せつなさも謎のままです。でもそんな背景があるからこそ、この物語が成立したのだと感じていただければ幸いです」

■書籍内容紹介
 『羊は安らかに草を食み』の著者が満を持して挑むホラー×ラブロマンス大河!
 古の中国で、ある男の野望と怨念から生まれた「竜舌」(りょうぜつ)。古井戸に宿る奇異な生命体は漢、唐、明……と時代を経ながら歴史のはざまで姿を現しては暗躍し、人知れず不気味な存在へと変貌して行く。因果は巡り“思い”を受け継いだ一組の男女が「竜舌」の正体に迫るも、刻は満ち……。

■著者紹介:宇佐美まこと
1957年、愛媛県生まれ。2007年、『るんびにの子供』でデビュー。2017年に『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編集部門〉を受賞。2020年、『ボニン浄土』で第23回大藪春彦賞候補に、『展望塔のラプンツェル』で第33回山本周五郎賞候補に選ばれる。他に『熟れた月』『骨を弔う』『羊は安らかに草を食み』『子供は怖い夢を見る』『月の光の届く距離』『夢伝い』など、著書多数。

■書籍データ
【タイトル】ドラゴンズ・タン
【著者名】宇佐美まこと
【発売日】2022年9月15日
【造本】四六判
【本体定価】2,200円(税込)
【ISBN】978-4-10-354751-8

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