2024年09月05日11時00分 / 提供:PR TIMES
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の吉村雅文 教授、大学院保健医療学研究科の宮森隆行 講師らの研究グループ、および日本サッカー協会 田嶋幸三 名誉会長は、2021年に締結した産学包括連携協定の一環として共同研究プロジェクトを発足しました。そのプロジェクト研究の一部として女性のライフステージに着目し、閉経前40歳代女性の屋内外における運動習慣と骨密度(*1)の現状を調べました。その結果、同年代で屋外スポーツであるサッカーを実施している群と屋内スポーツであるバレーボールを実施している群は、運動習慣がない方々を対象とした群と比較して骨密度が有意に高いこと、また、サッカーを実施している群は、骨形成に必要とされる血中ビタミンD(*2)濃度が最も高いことを明らかにしました。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨代謝に重要な役割を果たしますが、閉経後にその分泌量が急激に減少することが報告されています。そのため本成果は、女性のライフステージにおける閉経前にサッカーおよびバレーボールを定期的に実施することは、骨密度を高められる可能性を示すものです。
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