スーダンの首都を擁するハルツーム州は、2023年4月に始まったスーダン軍(SAF)と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の間の戦闘によって荒廃している。300万人の住民が現在も州内にとどまるが、ごく少数の医療施設しか機能しておらず、ここ数カ月間は医療へのアクセスが次々と断たれてきた。2023年10月1日以降、同州への人道援助従事者の移動は許可されてこなかったが、今月に入り90日以上ぶりに限定的に許可され、RSFの支配地域にアクセスできるようになった。国境なき医師団(MSF)は、スーダン当局に対し、さらなる人命の損失を避けるため、こうした移動規制を繰り返さないよう求めている。