2023年04月03日15時45分 / 提供:PR TIMES
HIV感染を予防する医薬品「カボテグラビル(CAB-LA)」について、国境なき医師団(MSF)は、製造するヴィーブヘルスケア社(以下、ヴィーブ社)に対し、入手可能な数量と予定する供給地域の情報開示をただちに行うよう要請した。長時間作用型の注射薬であるCAB-LAは、HIV感染率の高い低・中所得国で、高い予防効果をもたらすと期待される。ヴィーブ社は2022年7月、「医薬品特許プール (MPP)」と自発的ライセンス契約を結び、CAB-LAを製造するジェネリック医薬品メーカー3社を選定したという喜ばしい経緯があるが、安価なジェネリック薬の供給は4~5年先になる見通しで、低・中所得国を念頭に医療ニーズにもとづいた同薬の普及を急ぐ必要がある。
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