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令和3年度 国土交通省サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)木質サステナブルオフィス『野村不動産溜池山王ビル』竣工

2023年11月09日19時40分 / 提供:PR TIMES

入退去時の可変性に対応 賃貸オフィスビルにおける木質化オフィスの取組

 野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:松尾大作)は、旧野村不動産溜池ビルの建て替え事業として当社が推進しておりました木質サステナブルオフィス「野村不動産溜池山王ビル(以下、当ビル)」について、2023年10月31日に竣工しましたことをお知らせいたします。

 当ビルは、当社の事業企画・監修のもと、清水建設株式会社(本社:東京都中央区/代表:井上和幸)の「シミズ ハイウッド(R)」を活用し木質建築部材と鉄骨造を合理的に組合せ、高い耐震性と耐火性を確保しつつ心地よい無柱の木質オフィス空間を実現したことが評価され、令和3年度 国土交通省のサステナブル建築物等先導事業(木造先導型)に採択されました。※1また、賃貸オフィスビルに於ける木質化の取組みは、さまざまな入居企業のニーズに対応できる可変性が必要とされるなか、入退去時の可変性に対応した間仕切り対応システムや床吹出し空調、照明計画を採用しました。
 なお、当ビルは持続可能な社会に向けた環境配慮における取組などをご評価いただき、竣工前に一棟賃貸借契約が完了しております。

[画像1: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-0c750d71ecc8da1ffcd8-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-5c39fa81e74cf396a42d-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-e9ab4bb422de1aeb3851-2.jpg ]

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/25694/table/569_1_17431bcb3383f94e39ebf950dabc6cd5.jpg ]

1.当ビルの主な特徴
1)環境配慮
・木使用量を最大化しCO2削減を実現
当ビルでは、木の使用量(約470㎥)を最大化させた木質
オフィスを実現しています。また、多くの木材を建材とし
て利用することで、建設時のCO2排出量約125tの削減と、
木材が成長段階で吸収するCO2約285tの固定化を実現し
ています。

・中高層オフィスビル木質化の実現
当ビルでは、清水建設固有のハイブリッド技術である
「シミズ ハイウッド(R)」における「スリム耐火ウッド(R)」
「ハイウッドビーム」「ハイウッドスラブ」「ハイウッド
ジョイント」を鉄骨造と合理的に組合せることで、中大
規模の木質建築に求められる高い耐震性・耐火性・施工性
を確保しつつ、環境配慮とウェルネスな木質空間の創出を
両立しました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-907b43be24f47f62bb8f-3.png ]

・ZEB Ready認証取得
ZEB(ゼブ)は、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの
略称で、省エネルギー化を実現した建築物を認証す
る制度です。当ビルは高効率な設備の導入や事務室
照度および電気容量の適正化を図り、標準ビル比50%以上
の一次エネルギー消費量を削減した建築物として
ZEB Ready認証を取得しました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-da82120237705211eda0-3.png ]

2)ウェルネス
木質空間は居住者の健康性・快適性を向上させることがさまざまな研究※2により明らかとなっています。当ビルにおいては、木質内装の開放的な無柱空間を創出することで、ワーカーの健康と知的生産性の向上に寄与します。

・開放的な木質無柱空間の創出
鉄骨造と木質構造の特性を生かした合理的なハイブリッド架構計画により、21m×18mの無柱の木質オフィス空間を実現しました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-3063b927406e102483a8-5.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-dfc5bf6c0e91627e81db-5.png ]

・格子状の木質ファサードによる印象的な外装計画
外装面の木質フレームを表出することで端正で
印象的な都市景観を創出しています。木格子部
分は高耐候性クリア塗料を塗布し、ガラスでケ
ーシングすることで、木質ファサードの表出と
長期間の美観保持を両立しています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-7a6333e2f1326b436fa2-5.jpg ]

・親自然的エントランス
エントランスはスギ材のルーバーを一定の規則性をもって配置し、内外に渡り植栽を配置することで、外部環境を取り込んだ親自然的な空間としています。エントランスに付随するテナント専用ラウンジには、準不燃クリア塗料を塗布した木天井を採用しました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-11899dbf2caab5142f96-8.jpg ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-3769ccd736564fe38bf8-8.jpg ]

※1 2021年12月報道発表資料 n2021122201950.pdf (nomura-re.co.jp) 
 令和3年度サステナブル建築物先導事業 オフィスビル「(仮称)溜池プロジェクト」が採択

※2
1.思考作業や創造作業成績の向上
 日本建築学会で発表された論文によれば、木質内装と非木質内装のモデル住宅で知的生産性を比較した結果、木質内装の部屋は非木質内装の部屋に比べて交感神経活性度が低く、計算作業やマインドマップの成績が向上することが確認されています。
2.ストレス反応の低下
 埼玉県の某中学校で校舎の内装を木質化した際、その前後の生徒のストレス反応についてアンケート調査した結果、ほとんどのストレス反応項目の訴え率が低下しています。

2.物件概要
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/25694/table/569_2_59eceae4320c9749d544f2cef2e3ee2c.jpg ]

3.当社におけるサステナブルオフィスの取組事例[岩坂優太1]
木質化の取組に於ける各種認証取得等一覧
[画像11: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-5eee15aea829366c1e26-10.png ]

H¹O芝公園( 2023年竣工済 )
・主要構造部に「木造ハイブリッド構造」採用
・木造ハイブリッド化により、59㎥の木材利用
・SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証取得(2023/10/1)
・2023年 ウッドデザイン賞受賞
・とうきょう森づくり貢献認証制度取得/みなとモデル二酸化炭素認証制度★★★取得

H¹O梅田茶屋町( 2023年竣工済 )
・一部木造の採用により、建設時O2排出量約13t削減、31.6㎥の木材使用によりCO2約25tの固定化を実現
・国産木材を使用、一部大阪産材を使用し、地産地消にも取り組んでいる。
・SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証を取得
・2023年 ウッドデザイン賞受賞(ライフスタイルデザイン部門)

H¹O青山( 2022年竣工済 )
・主要構造部に「木造ハイブリッド構造」採用
・木造ハイブリッド化により建設時CO2排出量約21t削減、
 更に、木材使用によりCO2約19tの固定化を実現
・CLTを活用した先駆的な建築物の建設等支援事業の助成制度(補助金)活用
・SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証取得(2022/7/1)
・2022年ウッドデザイン賞2部門受賞(ソーシャルデザイン部門、ライフスタイルデザイン部門)

【報道発表資料】2021年3月5日 中高層オフィスビル主要構造部に「木造ハイブリット構造」採用 建築時のCO2排出量削減を実現
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2021030501808.pdf

H¹O平河町( 2021年竣工済 )
・外装の50%に多摩産材の木ルーバーを採用
・SGEC/PEFCプロジェクト認証 オフィスビルにて初の取得
・木の街並み創出事業の助成制度(補助金)の活用
・ウッドシティTOKYOモデル建築賞(令和3年)
・とうきょう森づくり貢献認証制度取得

【報道発表資料】
2021年1月26日 国際森林認証「SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証」取得 不動産デベロッパー初・オフィスビル初の取得
https://www.nomura-re-hd.co.jp/cfiles/news/n2021012801791.pdf
2021年2月18日「とうきょう森づくり貢献認証」「CASBEEウェルネスオフィス認証」等多数の環境認証の取得
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/info/n2021021800368.pdf

【ご参考】野村不動産グループのマテリアリティと SDGs の紐づき
[画像12: https://prtimes.jp/i/25694/569/resize/d25694-569-24b35cbfb31198ee5623-11.png ]

※野村不動産グループの重点目標(マテリアリティ)を国連のSDGs(持続可能な開発目標)「169の目標」に当てはめて整理しております。
 サステナビリティの取組み詳細は以下をご確認ください。
 URL:https://www.nomura-re-hd.co.jp/sustainability/

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