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刊行25周年記念! 世界1,750万部の超ロング・ベストセラー『モリ―先生との火曜日』著者が新たに書き下ろしたメッセージを初公開。

2022年10月25日12時45分 / 提供:PR TIMES

大切な人に贈りたい一冊。

2023年、日本刊行25周年を迎える世界1,750万部の超ロング・ベストセラー『モリ―先生との火曜日』の著者が、新たな書き下ろしメッセージを発表。日本語訳を一部公開します。

世界的ベストセラー『モリ―先生との火曜日』が2023年、日本刊行25周年を迎えます。

[画像1: https://prtimes.jp/i/18219/563/resize/d18219-563-9439e73c998a66b0f945-5.jpg ]

世界51の国と地域で1,750万もの読者を獲得しているこの本は、「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーに350週(7年以上!)も留まるという驚異的な記録を残しています。その間、テレビ映画化され(名優ジャック・レモンの主演遺作となりました)、アメリカだけでなく日本でも舞台化され、何度も読み返され、新しい読者に読み継がれています。
刊行25周年を迎えるにあたり、多くの出版社に見向きもされなかったこの小さな作品が、どのようにして世に出ることになったのか、著者のミッチ・アルボムが明かしました。

『モリ―先生との火曜日(Tuesdays with Morrie)』 刊行 25周年によせて

読者のみなさんへ

『モリー先生との火曜日』がはじめて世に出てから四半世紀が過ぎた。そしてぼくは、今また大学時代の恩師について新たな文章を書いている。モリーの教室には出口がないように感じる。あるのは人生のひとつのステージから次のステージへつづく通路だけだ。

――25周年を迎えるにあたって、若者だったぼくが中年になり、老年にさしかかった今に至るまでのあいだに、この本がぼくの人生をどのようにかたち作ってきたか、改めて書くこともできたが、それよりも、そもそもの始まりに戻ってみるのがよいと思う。本になる前。まだアイデアでしかなかったときに。

――ふつうの企画書を書いたのではたんなる闘病記と思われかねない、それより、ぼくがデイヴィッドに宛てた手紙というかたちにしたらどうだろう、と言うのだ。思いつくまま書けばいい、気取らない言葉で、火曜日の訪問でのできごと、どうしてぼくがそのことを書きたいと思うようになったのか、どうしてそれが、死ではなく生について書いた本になると思うのかを。
その手紙は出版関係者にしか見せたことがなかった。だが、今ここで、わが友なる読者のみなさんにそれをご披露しようと思う。本文の内容と重複するところがないよう多少手を加えたことをお断りしておく。
25年読み継がれることになる本は、ここからはじまった。

ブラック社 御中
ニューヨーク市5番街 156
ニューヨーク州 10010

1995 年 9 月 4 日
デイヴィッドへ

どうしてぼくはモリーについて書きたいのか? モリーは死にかけている。ぼくはそれを知っている。彼自身も知っている。あと3か月もすれば、病気がモリーを完全に乗っ取ってしまうだろう。すでに足先をやられ、両脚が動かなくなり、尻にも力が入らなくなっている。それが肺にまで来たら、モリーは話すこともなくなり、まもなく死ぬ。モリーにはわかっている。ぼくにもわかっている。人はみな死んでいく。だけど、彼には何かがあるんだ。ウェスト・ニュートンの静かな通りに面した小さな書斎でお気に入りの椅子に座り、ぼくが必ず戻ってくることがわかっていて、ずっと待っていたよとでも言うように、ぼくを見つめる彼には・・・。

~~

(C)Mitch Albom
翻訳:三宅真砂子(& BEC会有志)
*本稿は、アメリカで刊行された”Tuesdays with Morrie”の25周年記念版に掲載されたあとがきの翻訳の一部抜粋です。
全文はNHK出版「本がひらく」でお読みいただけます。→https://nhkbook-hiraku.com/n/n93428ab4f57f

『モリ―先生との火曜日』について

[画像2: https://prtimes.jp/i/18219/563/resize/d18219-563-9d1d558a1717ff0e4d7b-2.jpg ]

スポーツコラムニストとして活躍するミッチ・アルボムは、偶然テレビで大学時代の恩師の姿を見かける。モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。
16年ぶりの再会。モリーは幸せそうだった。動かなくなった体で人とふれあうことを楽しんでいる。
「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」
モリーは、ミッチに毎週火曜日をくれた。
死の床で行われる授業に教科書はない。
テーマは「人生の意味」について。

著者情報

ミッチ・アルボム [Mitch Albom]
フィラデルフィア出身。1970年代後半、ブランダイス大学の学生時代に、社会学教授のモリー・シュワルツと出会う。卒業後、プロミュージシャンを目指すが、挫折。コロンビア大学でジャーナリズムの修士号を取得し、デトロイト・フリープレス紙のスポーツコラムニストとして活躍。AP通信によって全米No.1スポーツコラムニストに過去13回選ばれている。2006年、デトロイトの最貧困層の生活向上を支援する慈善団体の統括組織S.A.Y.Detroitを設立。また、ハイチのポルトープランスにHave Faith Haiti Missionという孤児院を設立し、運営している。

訳者情報

別宮 貞徳 (べっく さだのり)
翻訳家。元上智大学文学部教授。翻訳グループBEC会主宰。1927年生まれ。 おもな著書に『ステップアップ翻訳講座』『裏返し文章講座』『さらば学校英語 実践翻訳の技術』『「ふしぎの国のアリス」を英語で読む』(いずれもちくま学芸文庫)、訳書にポール・ジョンソン『インテレクチュアルズ』(講談社学術文庫)、『アメリカ人の歴史』(共同通信社)、ノーマン・デイヴィス『アイルズ 西の島の歴史』(共同通信社)など多数。著訳書含めて180冊以上を上梓している。

商品情報

[画像3: https://prtimes.jp/i/18219/563/resize/d18219-563-ad14bfbf971df3203e5e-0.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/18219/563/resize/d18219-563-2823f078606f85bf8095-1.jpg ]

『愛蔵版 モリー先生との火曜日』
著者・訳者の新たなあとがきを加えた「愛蔵版」です。上製・函入りで文字も大きく読みやすくなりました。
成人、入学、卒業、結婚、誕生日など、人生の節目・門出の贈り物に最適です。
親から子へ、そして大切な友人へ読み継がれる大事な心のレッスンが詰まっています。

著者:ミッチ・アルボム
訳者:別宮 貞徳
出版社:NHK出版
発売日:2018年01月25日
定価:1,980円(税込)
仕様:四六判
ページ数:272ページ
ISBN:978-4-14-081730-8
商品ページ:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000817302018.html

『普及版 モリー先生との火曜日』
発売日:2004年11月20日
定価:1,045円(税込)
仕様:四六判
ページ数:208ページ
ISBN:978-4-14-081007-1
商品ページ:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000810072004.html

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