2025年08月15日05時40分 / 提供:PR TIMES
大阪ヘルスケアパビリオン、関西パビリオン京都ゾーンにおける京都大学主催イベントにて、2025年8月17日(日)まで出展
株式会社ツクリエ(本社:東京都千代田区 代表取締役:鈴木英樹 以下、ツクリエ)が運営するインキュベーション施設「StartupSide Tokyo(以下、SST)」の会員、Amateras Space株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:蓮見 大聖 以下、Amateras Space)が、2025年8月10日(日)~17日(日)の期間、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)大阪ヘルスケアパビリオン内、「ミライの食と文化ゾーン」デモキッチンエリア、関西パビリオン京都ゾーン内における京都大学主催のイベントにて、次世代宇宙服「VESTRA(ヴェストラ)」のプロトタイプを展示を行っていることを報告いたします。
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今回展示している次世代宇宙服「VESTRA」は、日本の伝統工芸・西陣織と、最先端の宇宙服技術「MCP(メカニカル・カウンター・プレッシャー)」を融合した、日本発の新たな宇宙服です。文化的デザインと宇宙工学が交差するこのプロダクトは、「宇宙 × 文化(ファッション) × テクノロジー」を軸に、これからの宇宙旅行・宇宙滞在を現実のものとするための、新たな思考と対話の場を切り拓きます。本展示では、VESTRAが体現するデザイン哲学と技術的ブレイクスルーを通じて、「人は宇宙でどのように生き、どのように自己を表現するのか」という根源的な問いに対し、その可能性と選択肢を提示します。
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VESTRAについて
「VESTRA」は、宇宙という極限環境においても、人が“安全に、快適に、生きる”ことを可能にする次世代宇宙服です。従来の宇宙服が抱えていた可動域の制限や着脱の複雑さといった課題を、先端技術「MCP(メカニカル・カウンター・プレッシャー)」の採用により抜本的に見直し、活動性・即応性・安全性を兼ね備えた革新的な構造です。本宇宙服は、単なる宇宙での生命維持にとどまらず、人間の美意識や文化的アイデンティティを体現する“身体拡張”として再構築されたものです。防護層には、日本の伝統工芸・西陣織を採用し、素材としての信頼性と、文化的象徴性とを高度に融合。これまで人が環境に適応してきた宇宙技術の常識を覆し、“人間を中心としたデザイン哲学”──すなわち、ユーザーファーストな宇宙服のあり方を提示します。
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西陣織の構造的ポテンシャルを宇宙服へ応用
西陣織は、千年にわたり培われてきた高度な織技術と、日本独自の美意識を体現する伝統工芸です。緻密な先染め技法と多層的な紋様表現により、芸術性と実用性を高次元で融合し、素材設計によって高い耐久性や耐摩耗性も備えます。本プロジェクトでは、こうした西陣織の構造的ポテンシャルに着目し、極限環境下での使用を想定した宇宙服へと応用しました。単なる装飾としてではなく、機能性と審美性を同時に満たす次世代宇宙服素材として、宇宙空間におけるテックファッションとして新たな領域を切り拓きます。
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共同研究機関/製作協力
・京都大学 SIC有人宇宙学研究センター
・岐阜医療科学大学
・レインボー造型企画株式会社
・タイヨウネクタイ株式会社(西陣織工業組合 no.485)
・佐藤あずさ氏(ディレクション/デザイン)
・Yusei Fukuyama(写真撮影)
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Amateras Space株式会社 代表取締役 蓮見大聖氏
宇宙産業は現在、大きな注目を集めている一方で、いまだに「宇宙村」と揶揄されるほど、閉鎖的な構造が根強く残る産業でもあります。だからこそ我々はより多くの人々に開かれたものにしていく“宇宙の民主化”の第一歩が必要だと考えてます。「VESTRA」は、宇宙服というプロダクトを通じて、人々が宇宙に関心を抱くきっかけとなることを目指しています。また、日本の伝統工芸・西陣織を採用することで、文化と産業、そして宇宙という最先端分野が交差し、新たな価値とシナジーが生まれると確信しています。デザイン性のみならず、技術的信頼性の確立にも真正面から取り組み、世界に通用する宇宙服技術の確立を目指していきます。
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宇宙服 ディレクション・デザイン 佐藤あずさ氏
宇宙に立つとき、人は何を身にまとうべきか。命を守るだけでなく、「人間らしさ」や「文化」までも背負える服をつくりたいと思い、VESTRAを製作しました。伝統と未来が交差する大阪・関西万博という舞台で、西陣織と未来の服の融合が放つ“問いかけ”を、世界中の人に感じてほしいと思っています。布には、温もりや記憶、祈りが織り込まれています。それは、重力のない世界でも、私たちが“私たちである”ための大切な鎧になるはずです。
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京都大学 SIC有人宇宙学研究センター 山敷庸亮教授
大阪・関西万博では、大阪ヘルスケアパビリオンのデモキッチンエリア「宇宙未来生活ラボ - 宙(そら)に生きる未来へ」を開催しますがその中でも、「VESTRA」は最重要展示のひとつとして位置づけられており、来場者に未来の宇宙生活を想起させる象徴的な存在となります。さらに、8月17日には関西パビリオン・京都ブースにて、「宇宙移住」をテーマとした特別展示の中でもVESTRAが展示される予定です。現在、「VESTRA」を基盤とした宇宙服の本格的な開発計画も進行中であり、まもなく京都大学より正式にリリースされる予定です。伝統と先端技術の融合によって、未来の宇宙居住を支える実装フェーズへと踏み出してまいります。
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岐阜医療科学大学 田中邦彦教授
これまで私は、「人体」と「医療科学」の視点から、宇宙服の研究に取り組んでまいりました。特に、真空環境下における人体の安全な活動を実現するための技術的課題に対して、継続的な検討と解決策の探索を行ってきました。このたび、日本の伝統工芸である西陣織が、「生体防護」の観点から宇宙環境における防護繊維として応用可能であることに、大きな可能性を感じております。まさに、“星をまとう鎧”としての新たな価値を備えた素材と言えるでしょう。今回の展示では、岐阜医療科学大学において現在研究を進めている宇宙服試作モデルもご覧いただける予定です。本展示が、科学・医療・文化といった多領域の融合によって拓かれる宇宙技術の未来に対し、来場者の皆様が新たな夢や想像力を膨らませる契機となれば幸いです。
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スポンサー
公式ゴールドスポンサー
ラーニングエッジ株式会社
株式会社うちゅう
DMG森精機株式会社
公式シルバースポンサー
株式会社カーブスジャパン
株式会社桂川精螺製作所
今後の展望
Amateras Spaceは、本展示「VESTRA」を起点に、実際に宇宙空間で着用可能な次世代宇宙服の研究開発を本格的に推進していきます。まずは、宇宙旅行や有人宇宙輸送の実現を見据え、船内活動時に着用する与圧服(IVAスーツ)の開発から着手。高い安全性と信頼性を備えた技術基盤の確立を目指し、最終的には“小さな宇宙船”とも称される船外用宇宙服の実用化に挑みます。日本発、そして世界に通用する宇宙服ブランドの確立に向けてAmateras Spaceは、これからも挑戦を続けます。
■Amateras Space株式会社について
Amateras Space株式会社は、宇宙服やECLSS(環境制御・生命維持システム)の研究開発を行うディープテックスタートアップで、「人類の活動領域の拡大」をミッションに掲げています。私たちは「精神」と「身体」の最適化を通じて、地球と宇宙の双方に新たな体験価値を届けることを目指しています。特に次世代宇宙服や生命維持技術の研究開発に力を注ぎ、極限環境でも人がより自由で創造的に行動できる未来を目指しています。日本ならではの技術や美しさを融合させ、新たな文化と産業の創出に挑戦しています。
社名:Amateras Space株式会社
所在地:東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋III
URL:https://amateras-space.co.jp/
事業内容:宇宙服の研究開発と社会実装
<お問合せ先>
アマテラススペース株式会社
office@amateras-space.co.jp
■StartupSide Tokyoとは
起業家に寄り添い、ともに歩んでいくインキュベーション施設です。それぞれの起業にマッチした“起業品質”を高めることで、事業成長体験を実現していきます。コミュニティマネージャー、インキュベーションマネージャーが伴走し、一人ひとりの起業を成功のステージに導いていきます 。
ホームページURL:https://startupside.jp/tokyo/
■ツクリエとは
スタートアップサイドでいこう
ツクリエは事業を作る皆さまを応援するプロフェッショナルとしての起業支援サービス事業と、価値を創造するクリエイターの皆さまを支援するクリエイティブ創造事業を中心に事業展開をしています。
起業を目指す方、起業家の方を支援するイベント企画や相談事業、アクセラレーションプログラムの開発から、起業家の方との協同事業、商品開発、プロデュースなどを行っています。
URL:https://tsucrea.com/
■本件に関するお問い合わせ
StartupSide Tokyo運営事務局
所在地・住所: 東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋III 9F
E-mail : tokyo-info@startupside.jp
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