2025年06月10日18時45分 / 提供:PR TIMES
三菱電機株式会社は、経済産業省とGE Vernova, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下、GEベルノバ)が立ち上げた「日米エネルギー安全保障とサプライチェーン強化に向けたフォーカスグループ」の中の企業間連携のひとつとして、GEベルノバと高電圧直流送電システム(以下、HVDC(※1)システム)向けパワー半導体分野での協力強化について合意し、本日、それに向けた覚書(MOU(※2))を締結しました。
近年、脱炭素社会の実現に向け、風力や太陽光など再生可能エネルギーを利用した発電システムの導入が世界的に拡大しています。それに伴い、交流送電システムと比較して、発電した大容量の電力を安定的かつ効率的に長距離送電できるHVDCシステムの需要が拡大しています。
その中でも、VSC(※3)型HVDCシステムは、電力網を安定化させる機能を持つため、不安定な電源である再生可能エネルギーを利用した発電システムと組み合わせても、安定的かつ効率的に大容量での長距離送電が可能なため、世界的に市場が急拡大しています。当社は、VSC型HVDCシステム向けパワー半導体において、グローバルトップシェア(※4)を持っていますが、高信頼性、高耐圧、大電流を有するIGBT(※5)パワー半導体の先行開発を進め、生産能力の増強を図ることで、HVDCシステム向けパワー半導体分野の更なる事業拡大を目指しています。
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