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植物ホルモンとして知られていたジャスモン酸が動物で精神的ストレスの低減効果を発揮する新しいメカニズムを解明

2025年05月09日14時15分 / 提供:PR TIMES

明治大学農学部 農芸化学科栄養生化学研究室 金子 賢太朗准教授と神崎 華子(大学院農学研究科博士前期課程2年)、明治大学農学部 植物制御化学研究室の瀬戸 義哉 准教授らの研究グループは、植物ホルモンであるジャスモン酸をマウスに経口摂取させることにより精神的ストレス緩和作用を発揮することを発見しました(図1)。ジャスモン酸は植物が虫害や病害に対する防御応答のために生成する物質ですが、従来の研究では植物ホルモンが動物で効果を発揮することは想定外でした。本研究成果は、植物ホルモンを介した動物と植物のコミュニケーション機構という新しい概念の提示につながることが期待されます。また本成果を展開させることにより、植物ホルモンを標的とした抗不安薬開発につながることが期待されます。また、“植物を用いた新しい食育”につなげていきたいと考えています。

本成果は2025年4月3日にSpringer Nature社の発行する国際学術誌『Scientific Reports』に掲載されました。
論文タイトル:Plant hormone jasmonic acid reduces anxiety behavior in mice

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