旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

人口減少で生物多様性が損失する可能性も明らかに

2025年06月13日11時15分 / 提供:PR TIMES

―日本全国158の里地里山を対象としたビッグデータ解析による研究結果―

東京都市大学の環境学部環境創生学科の内田圭准教授、英国シェフィールド大学のピーター・マタンル(Peter Matanle)上級講師およびヤン・リ(Yang Li)博士研究員、公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)の藤田卓チームリーダー、近畿大学農学部の平岩将良博士研究員(当時、現 近畿大学研究支援者)の研究グループは、生物多様性(※1)に対し人口増減がもたらす影響(恩恵ならびに損失)について調査を実施しました。
その結果、人口減少が日本の里地里山(※2)の生物多様性の損失につながる可能性があること、人口増加による影響は分類群によって異なり、特に鳥類では大きく減少につながることが明らかとなりました。この結果は、人口減少の進む東アジアならびに欧米諸国において、人口が減少することで失われる生物多様性も存在することについての共通認識が波及していくことが期待されます。ネイチャーポジティブな社会の実現が世界目標とされる中、人口が減少することによって自動的に生物多様性が回復するわけではなく、むしろ人口が減少することで失われる生物多様性が存在することを念頭に入れて、これからの生態系の保全対策の検討・実施が望まれます。

リリースカテゴリのその他の記事

地図を探す

今すぐ地図を見る

地図サービス

コンテンツ

電話帳

マピオンニュース ページ上部へ戻る