2025年11月27日22時10分 / 提供:PR TIMES![]()
お部屋探しのリーディングカンパニー 株式会社CHINTAI(本社 東京都港区、代表取締役社長 奥田倫也、以下 CHINTAI)は、全国の10代~40代の男女771名を対象に、「不動産の広告表示に関するアンケート」を実施しました。本調査では、お部屋探しの際によく目にする「徒歩〇分」や「アクセス良好」といった不動産広告の文言に対するユーザーの認識や違和感、さらに広告の印象と実際の感覚にギャップがあることが明らかになりました。
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不動産広告表記とユーザーの感覚にギャップ
不動産広告における「徒歩〇分」や「アクセス良好」などの表現は、物件の利便性や周辺環境の良さを直感的に伝える重要な情報として広く用いられています。
このうち「徒歩◯分」については、不動産広告の表示に関するルールとして「道路距離80m=徒歩1分」で算出するという明確な基準がありますが、その認知度は一般ユーザーの間では十分に浸透していない可能性があります。実際に、本調査でもこうした表示ルールを正しく理解していない回答が多く見られ、広告表記と生活者の感覚とのあいだにズレが生じていることがうかがえます。
一方で、「アクセス良好」という表現は、不動産広告ルールで明確な基準が定められていないため、受け手によって解釈が分かれやすく、伝わり方にばらつきが出る表現であるとも考えられます。こうした背景を踏まえ、CHINTAIでは、不動産広告に使われる表現に対するユーザーの認識や実態を明らかにすることを目的に、本調査を実施しました。
調査結果サマリー
・不動産広告の「徒歩◯分」の算出方法を正しく理解している人は36.2%にとどまり、約6割(63.8%)が誤った認識を持っていることがわかりました。
・「すぐそば」「近い」「周辺に〇〇あり」などの距離表現では、いずれも5~10分圏内を想定する人が多数。ただし、駅やスーパーなど日常利用の施設ほど分数の感覚が短くなる傾向が見られました。
・「徒歩圏」の分数感覚には地域差があり、関東では10分以内が7割超と最多、四国では4割未満にとどまりました。
・「アクセス良好」と感じる条件は、目的地までの移動時間より“移動のしやすさ”を重視する人が多い結果となりました。
調査結果
■「徒歩◯分」の算出方法を誤って認識している人は約6割
「不動産広告に記載されている『徒歩◯分』はどのように算出されていると思いますか?」という質問に対し、正しい算出方法である「一定の距離を1分として換算」と回答した人は36.2%にとどまりました。
一方で、「ナビアプリで計測した平均所要時間」(19.2%)や「不動産会社の人が実際に歩いて計測した時間」(12.8%)など、“実際に歩いた感覚”や“アプリ上の距離感”を基準に考えている人も多く見られました。さらに「あてはまるものはない/わからない」(16.9%)や「特に定めはない」(10.5%)といった回答も一定数あり、誤った認識や理解が不十分な人は合計で63.8%(約6割)にのぼる結果となりました。
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■「すぐそば」「近い」「周辺に〇〇あり」――利用する施設によって分数の感覚に差が出る傾向に
不動産広告でよく見かける「すぐそば」「近い」「〇〇あり」といった距離表現についての許容範囲を尋ねたところ、いずれの表現もおおむね5~10分圏内を想定する人が多数となりました。一方で、表現や施設の種類によって、その“近さ”の捉え方には違いも見られました。
「すぐそば」と感じられる分数として、特に短い分数でイメージされるのは駅・バス停で、約56%が徒歩5分以内を想定。スーパーも同様に約半数(45.5%)が「5分以内」と答え、日常的に利用頻度の高い施設ほど、より短い距離をイメージする傾向が見られました。一方、自然施設では「15分以内」17.0%、「20分以内」13.2%と、日常利用の施設に比べて“すぐそば”と感じる距離にゆとりがあることがわかりました。
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「近い」という表現では、徒歩10分以内の合計がいずれの施設でも7~8割前後となり、「すぐそば」に比べるとやや範囲が広がり、「15分以内」と答える割合も1割前後に増加しました。
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周辺に〇〇あり」といった表現では、「すぐそば」「近い」に比べてより広い範囲を含む分数が示されました。 特に自然施設では「15分以内」20.0%、「20分以内」16.1%と、3割以上が15~20分程度の距離でも「許容範囲」と感じていることがわかりました。
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■「徒歩圏」の分数感覚は地域で差あり。関東は10分以内が7割超、四国は4割未満
「徒歩圏」と表示されていた場合に“違和感のない時間”を尋ねたところ、地域によって感じ方に差が見られました。特に関東地方では、「~徒歩5分」(34.7%)と「~徒歩10分」(40.2%)を合わせた割合が74.9%と最も高く、多くの人が10分以内を徒歩圏ととらえていることがわかりました。一方で、四国地方では同回答が38.9%にとどまり、地域によって「徒歩圏」と感じる分数の基準に差があることが明らかになりました。
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■「アクセス良好」と感じる条件、目的地までの移動時間より“移動のしやすさ”を重視する傾向に
「不動産広告で“アクセス良好”と感じる条件はなんですか?」という質問では、「目的地まで乗り換えなしで行ける」(55.5%)や「利用できる路線が複数ある」(51.0%)が上位にあがりました。
一方で、「ラッシュ時も混雑が少ない」(15.2%)や「座って通勤・通学ができる」(14.8%)など、通勤・通学の快適さを重視する項目も一定数を占めており、“アクセスの良さ”を単なる時間や距離の短さではなく、移動全体の快適性で捉える人が一定数いることがうかがえます。
CHINTAI情報審査室 担当者コメント
今回の調査により、「徒歩◯分」「アクセス良好」といった不動産広告に使われる表現が、ユーザーに必ずしも正しく理解されていない実態が明らかになりました。特に、「道路距離80m=徒歩1分」という徒歩分数の算出方法に関する広告ルールを知らないと回答した方が約6割に上り、日常的に目にする表現であっても、解釈に個人差があることが浮き彫りとなりました。
また、地域によって「徒歩圏」や「近さ」の分数感覚に差があり、関東と四国では“徒歩10分以内”を「近い」と感じる割合に約2倍の差が見られました。さらに、「アクセス良好」と感じる条件としては、「乗り換えの有無」や「利用できる路線の数」など、移動の利便性や快適さを重視する傾向があることもわかりました。
CHINTAI情報審査室では、消費者の感覚に寄り添った広告表現の社内基準を策定し、広告に反映する取り組みを行っています。今後も、正確でわかりやすい情報をユーザーにお届けできるよう、引き続き取り組んでまいります。
調査概要
本調査は、有効回答数771名の回答を集計・分析しました。
調査日:2025年8月4日~2025年8月7日
調査対象者: 10代~40代の男女
調査エリア:全国
調査方法:インターネット調査
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