2025年08月26日22時40分 / 提供:PR TIMES
~ 塩の安定供給体制の維持とともに、国内製塩メーカーとして初のカーボンニュートラル実現へ ~
当社グループの株式会社日本海水は、塩を生産する讃岐工場(香川県坂出市)において、既存の石炭火力発電所を木質バイオマス発電所へと転換する計画を進めており、このたび本計画が「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」に採択されました(上限額40億円)のでお知らせいたします。国産塩の安定供給体制を将来にわたって維持しCO2排出量の削減を図る本計画に基づき、日本海水は「讃岐バイオマス発電所」を2026年度に着工し、2028年度の運転開始を予定しています。
製塩業界で国内約40%のシェアを持つ日本海水は、家庭用・業務用あわせて年間40万トンの塩の生産能力を有しており、海水を煮詰める煎ごう工程で大量の電力と蒸気が必要なため、従来から大規模な発電設備を保有しています。讃岐工場では既存の石炭火力発電により、年間約13万トン※のCO2を排出しており、国産塩の安定供給体制を維持しながら地球温暖化をはじめとする地球環境に配慮していくことが急務となっています。また、GX推進法に基づく「化石燃料賦課金」の導入が2028年度に予定される中、日本海水では2015年以降、兵庫県赤穂市で2基の木質バイオマス発電所が稼働、2023年には福岡県苅田町にて木質バイオマス発電所が運転を開始し、全社を挙げて脱炭素の取り組みを推進してきました。
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