2025年08月01日05時40分 / 提供:PR TIMES
~GENIAC第2期での成果を広く社会に還元し、日本企業の業務革新と効率的で付加価値の高い働き方を支援~
株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する、国内における生成AIの開発力強化を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)※1」第2期において開発した、マルチモーダル大規模言語モデル(以下「LMM」)の基本モデルと評価環境を、本日から無償で公開します。本基本モデルは、図表を含む日本語文書の読解において、視覚情報とテキスト情報の両方を参照する質問応答データセット「JDocQA」※2および独自ベンチマークツールによる検証の結果、他のモデルと比較しても優れた性能を示すことが確認されています(2025年4月24日時点)。7月29日から開催されている画像の認識・理解シンポジウム 「MIRU2025」にて、本件に関する論文を発表しました。
なお、リコーは、GENIACの第3期でも採択され、企業の知の結晶である様々な企業内ドキュメント群を、多段推論を行うことでより高精度に読み取ることができるリーズニング性能※3を持つLMMの開発に取り組みます。日本企業におけるドキュメントのさらなる利活用に貢献するAIの開発を継続することで、お客様の業務革新や付加価値の高い働き方の実現を支援してまいります。
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