2025年05月09日18時45分 / 提供:PR TIMES
~東京23区における、不動産価格主導型エリア成長説~
調査背景近年、東京都では人口の都市集中が顕著になっております。住民基本台帳人口移動報告によりますと、東京都は2020年以降も継続的に「人口増加」を維持しており、全国的な人口減少傾向に逆行するかたちで、人口の集中が加速しています。特にコロナ禍以降、一時的に見られた「地方移住」への動きも、2022年以降は減少傾向にあり、再び東京への回帰が明確になってきました。
このような背景のもと、東京都内、特に23区のマンション市場において、取引価格は記録的な水準で高騰しています。一般的に、人口増加は住宅需要の増加をもたらし、需給バランスの観点から不動産価格の上昇要因とされてきました。しかし、近年の都心マンション市場を精査すると、必ずしも「人口増加 → 価格上昇」という単純な因果関係では説明しきれない現象が観察されます。
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