2025年07月05日03時10分 / 提供:PR TIMES
~階層ベイズモデルと新商品戦略を考慮した処方的価格最適化~
株式会社D2C(本社:東京都港区、代表取締役社長:高田 了、以下D2C)の社員、馮昕(Feng Xin)は、6月13~15日にアメリカ・ワシントンD.C.で開催されたマーケティングサイエンスの分野の世界トップカンファレンス「2025 ISMS Marketing Science Conference」において、自身が筆頭著者を務める研究論文(以下、本研究)の口頭発表をいたしました。
本研究では、高度な統計分析(階層ベイズモデル)を用いて、利益向上のための最適価格を導き出す新しい仕組みを提案しました。この仕組みは、価格の変更が売れ行きに与える影響、過去の販売価格、新商品導入によるSKU数(商品の種類・品揃え)の変化といった、価格設定における複雑な要因をまとめて分析できるのが特徴です。実際に日本のスーパーの実データを用いて行った実証実験では、本手法により利益が向上する可能性が示されました。さらに、季節やセールなどといった時系列での価格調整にも合理的根拠をもってベストな価格を導く有効性が確認されました。
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