2025年07月19日10時10分 / 提供:PR TIMES
Medicines for Malaria Venture (所在地:スイス、以下「MMV」)とUniversity of Dundee(所在地:イギリス、以下「UoD」)及びエルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鎌田富久、以下「エルピクセル」)による共同プロジェクト「AIを活用した Cell Painting アッセイによる抗マラリア化合物作用機序解析プラットフォームの開発」が、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)の標的研究プログラム に採択され、支援を受けることとなりました。
本プロジェクトでは、染色されたマラリア原虫細胞の画像を活用して化合物の生物学的影響を理解する「Cell Painting」と呼ばれる手法を活用します。この手法では、細胞構造やオルガネラ(細胞小器官)を可視化し、それらの特徴を定量化することで、化合物の作用機序(MoA)を迅速に特定できるようになります。この手法を応用することで、抗マラリア薬の研究開発の推進を目指します。
【プロジェクトの概要】 マラリアは2023年に約2億6300万件の新規症例と597,000人の死者をもたらすなど[1]、 公衆衛生上の重要な課題です。さらに、東南アジアおよび最近の東アフリカにおいて、抗マラリア薬であるアルテミシニンおよびその類似薬剤に対する耐性が出現しており、マラリアの制御と根絶に対する脅威となっています。
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