2025年08月14日04時40分 / 提供:PR TIMES
みなさまとともにすべてのいのちが輝く世界を実現したく、ぜひお声とご協力を!こどもたちが未来を語る、探究と対話を通じた「いのちの声」の社会参画
こどもの意見が尊重され、民主的な対話ができる社会の実現2023年4月に施行された「こども基本法」では、これからのこども施策の基軸となる6つの理念の一つに、「すべてのこどもは年齢や発達の程度に応じて、意見が尊重され、こどもの今とこれからにとって最もよいことが優先して考えられること」が掲げられています(こども家庭庁トップページよりhttps://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-kihon)。この理念が実現されるためには、こどもたちが、年齢や性別、国籍などの属性にかかわらず、自分と自分の暮らす社会をよりよくするために、公の場で安心して意見が言えるように、また、その意見を契機にして人びとが対話を展開するようになることが重要です。
そこで、大阪大学社会ソリューションイニシアティブはプロジェクト「自らの生から公共の知を共創する次世代市民の育成に向けた教育の開発」(代表:岡部美香人間科学研究科教授)を立ち上げました。本プロジェクトは、こどもをはじめとする市民参加型の社会を構想・構築することをめざします。特に、こどもどうしで、またこどもとおとなが民主的な対話・議論をするなかで、現実との乖離が目立ちはじめた従来のカテゴリー分け(おとな/こども、男/女、専門職/素人、西洋/非西洋、ノーマル/アブノーマル、家族、国家、民族など)や社会システムの区分(行政の区分、法の区分、学問領域の区分、学校種の区分、官民・公私の区分など)を問い直し、区分けしている境界線を引き直す、あるいはその境界線を越えて/超えていく、あるいはまた境界線そのものをなくすべく、理論的・実践的な試みを展開することを目的としています。
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