2025年08月13日05時40分 / 提供:PR TIMES
経営者の情熱や「挑戦の物語」を重視した厳選銘柄として選出、8月12日より募集開始
世界初のフュージョンエネルギー実用化に向け「Helix Program」のもとヘリカル型核融合炉を開発する株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表:田口昂哉、以下、「Helical Fusion」)は、スタートアップと個人投資家を結ぶプラットフォームを運営するイークラウド株式会社(本社:東京都千代田区、代表:波多江 直彦、以下、「イークラウド」)と、基本合意書を締結しました。
イークラウドによるミドル・レイターのスタートアップに特化した個人投資家会員限定の個別銘柄ファンド「イークラウドNEXT」第1号(2025年8月12日(火)から募集開始)より、Helical Fusionへの投資を予定する内容です。
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Helical Fusionとして、個人投資家によるファンドを通した応援をいただく形は初の取り組みです。
フュージョンエネルギー産業の創出に向け、常時安定的にエネルギーを供給できる「実用発電」の達成を最速で進めるとともに、幅広いパートナリングを通し、世界初の目標を共有する仲間を広げてまいります。
ファンドに関する詳細は、イークラウドによるプレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000054017.html
Helical Fusion代表取締役CEO 田口昂哉のコメント
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かねてより、個人の投資家様から「投資で事業を応援したい」というご意見を多く頂戴していたことから、今般イークラウド様にてHelical Fusionに個人としてもご出資頂ける仕組みをご用意いただきました。
Helical Fusionの目指すフュージョンエネルギーの実現は、日本でエネルギーを作り出せることを意味し、将来的にエネルギーの確保や価格の安定性に大きく貢献できると考えています。
わたしたち一人ひとりの生活にも、未来にわたって影響する技術です。
このような形で応援いただける仕組みに感謝するとともに、ご期待に応えられるよう、一層事業に邁進してまいります。
背景フュージョンエネルギー開発の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。フュージョンエネルギーは、太陽を輝かせているエネルギーと同じ原理である核融合反応をを用いた、クリーンで効率性の高い発電方法であり、海水等から豊富に採取可能な燃料を用いることからも、世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。フュージョンパワープラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。
ヘリカル方核融合炉の特徴と「Helix Program」
核融合炉を発電所として商用利用するためには、核融合反応を起こすことはもちろん、1.定常運転(24時間365日運転可能な安定性)、2.正味発電(システム全体で取り出せるエネルギーが投入分を上回る)、3.保守性(短期間で効率的なメンテナンス)という「商用核融合炉の三要件」をすべて満たす必要があります。現在、トカマク方式やレーザー方式をはじめとして、世界中で複数の方式を開発する50以上のプロジェクトがありますが、この三要件を「今ある技術」で実現可能な方式は、唯一「ヘリカル方式」を用いるヘリカル型核融合炉のみです。
Helical Fusionは、世界初のフュージョンエネルギー実用化を目指し、「商用核融合炉の三要件」をすべてを満たす、世界で唯一の具体設計プログラム「Helix Program」を進めています。
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『Helix Program』パートナリングプロジェクト
Helical Fusionは、年間百兆円規模のポテンシャルを持つ「フュージョンエネルギー産業」を日本から創造することを目指しています。その実現のため、ものづくりから小売業まで、エネルギーを支え・つくり・使う、全ての営みに関わる産業パートナーの力をあわせ、日本発でフュージョンエネルギー産業を築き上げていきます。
具体的には、最後の実験装置となる「Helix HARUKA」で技術実証を終え、2030年代には世界初の「実用発電」を実現する「Helix KANATA」の建設・運転を計画しています。その後は発電所の量産化・エネルギー活用を世界中で推進することで、「はるか彼方」まで未来と世界を照らすエネルギーを人類にもたらすことを目指しています。
そのために、Helical Fusionの計画に賛同してくださる日本全国・全分野のパートナーとの連携を拡大し、一刻も早い実現を目指すのが「Helix Program」パートナリングプロジェクトです。
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「Helix Program」パートナリングプロジェクトの連携イメージ
今後の見通し
Helical Fusionでは、2030年代に定常・正味発電が可能な「Helix KANATA」の稼働を目指します。
直近数年間で、加熱装置や、独自の高温超伝導マグネットや液体金属ブランケットといったコア技術を含む統合実証を行う「Helix HARUKA」を開発します。
こうした取り組みを、日本全国でパートナーシップを広げ・深めながら前進させていきます。
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Helix Programのロードマップ
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89262/42/89262-42-180e5645b41093e5351e1a64523563f1-1505x476.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社Helical Fusion
■企業プロフィール
Helical Fusionは、日本生まれの「ヘリカル式」核融合炉で世界初の核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)の社会実装を目指すスタートアップです。
核融合エネルギーは、高効率で安全・安定的な供給が可能かつCO2を排出せず、21世紀を生きる我々が直面する環境課題を抜本的に解決しうる技術です。
弊社は、国立研究所のスピンアウトベンチャーとして、日本で数十年かけた膨大な核融合研究の成果を引継ぎつつ、日本の技術力をフル活用して、世界初の核融合プラント実現を目指しています。
世界でも稀有な炉全体の開発・設計技術だけでなく、要素技術の開発力も高く評価されており、核融合用の先端技術(超伝導)では、文部科学省から20億円の補助を受けて開発を加速しています。
2025年には、経済産業省が運営するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」にも選出されています。
■世界初の挑戦を実現するチーム
核融合に関する研究分野は多岐にわたりますが、商用化に向けては、全ての要素技術を統合し、核融合炉として動かすための「炉設計」の専門性が不可欠です。一方、この専門性を有する人材は世界的にも非常に稀有な存在です。
Helical Fusionは、世界最高峰の炉設計研究の歴史をもつ国立研究機関である核融合科学研究所の知見を引き継いで商用化を目指す会社です。
長年、世界の炉設計研究を率いてきた科学顧問の相良とともに、CTOの宮澤、副CTOの後藤はこれまで最前線で炉設計研究に取り組んできました。
さらに、国立研究所出身の核融合炉の安全設計のプロフェッショナルや、ビジネス面でも金融・エネルギー事業開発など豊富な経験を持つメンバーなど、世界初の核融合炉実現を確実に進められるコア人材が揃っています。
フュージョンエネルギー産業の最上流とも言える炉設計に強みを持ち、技術でもビジネスでも世界に勝てるチームです。
<概要>
・事業内容:商用核融合炉および関連技術の開発
・設立: 2021年10月
・Webサイト: https://www.helicalfusion.com
・Youtube:https://www.youtube.com/@HelicalFusion
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com
<株式会社Helical Fusionのプレスリリース一覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262
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