2025年08月12日15時30分 / 提供:PR TIMES
7月の活動を振り返り|ブラジルからトップコーチを招いた強化合宿も行いました
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選手、コーチ、スタッフ、そしてファンやステークホルダーが一体となって喜びを分かち合う、理想の未来像をAIと協働し可視化したビジュアル
日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)は、選手の活躍が社会に感動と勇気を与え、『身体で生きるすべての人をエンパワー』する力になるとの想いを持ち、この競技の魅力を多くの方に届けるため、月ごとの活動報告をしています。
【7月のトピックス 】
トピックス1:新章のスタート ~ ブラジルからコーチを招聘した強化合宿を実施
◇ 学び、合宿風景、感想
トピックス2:スポルテック2025に出展しました
◇ パラ・パワーリフティングの価値を“企業課題解決”観点で伝える
トピックス1:新章のスタート ~ ブラジルからコーチを招聘した強化合宿を実施2025年7月10日(木)から15日(火)まで6日間、ブラジルからコーチを招いて強化合宿を実施しました。今年度の強化方針は「学びの先を世界のトップレベルからとしてさらなる成長を果たす」としており、世界連盟から推薦のあったブラジルのジェファーソンコーチをお招きしました。
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自己紹介から合宿がスタート。
初日にジェファーソンコーチから「練習頻度は?」との質問あり。ブラジルではベンチプレスは週に3回程度で、ベンチプレスをしない日も補助種目やストレッチ等、アクティブレストとして軽く体を動かすことをしているというお話しでした。ベンチプレスをしない日にも体を動かす、イメージとしては機械が錆びつかないように動かし続けること、という説明が分かりやすかったですし、今回の合宿の大きな学びの1つでした。
ジェファーソンコーチによる座学
- 疲労と成長の関係性といった一般的なトレーニング理論を中心としたお話し
- ブラジル代表選手選考のために使用するパラリンピックで入賞またはメダル獲得の可能性ありを見極める数値の紹介
- 補助ベンチ種目、重量設定割合と回数設定のバリエーション紹介
このようなことを学びました。
吸収して自己成長につなげたいという気持ちがひしひしと伝わる、前のめりで話に耳を傾けている選手の姿が印象的でした。
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外部講師を招いた座学
アンチドーピング講習会(講師:森逸平 氏)
自己責任での使用「厳格責任」に触れながら
睡眠と疲労と筋肉(講師:柿崎裕彦 氏)
結論的には睡眠は重要である
コーチ講習会(講師:冨永正則 氏)
選手を勇気づける言葉や信頼できるコーチ
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コミュニケーションアップの時間に
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お昼は、事前に栄養管理士に相談してメニューを決めました。地元のお店の活用や、デリバリー、近隣のお店に食べに出かける日を設定。
食事の時間がコミュニケーションアップ、チーム力アップにつながっていることを期待します。
トレーニング
ベンチプレスの指導はもちろん、ブラジルで取り入れているストレッチを教えてもらう場面、アクティブレストの日に勧めるトレーニングの指導と実践あり。日本各地からコーチと選手が集まる合宿ならではの、コーチと選手との意見交換場面も良く見られました。トレーニング後はジェファーソンコーチから全員にフィードバックコメント。一人一人の事をしっかり見てくれていることが伝わってきました。
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ジェファーソンコーチ帰国直前まで、強化委員長と2人で、日本チーム向けメニュー作りのためにミーティングを重ねました。現在、新トレーニングプログラムでのトレーニングが進んでいます。
今合宿での学びを生かし、私たちの目指す団体像である「社会を元気づける存在」であるべく、ロス2028パラリンピックパスウェイ大会の10月開催、世界選手権での結果に結びつけ、その活躍する姿を通して「身体で生きるすべての人をエンパワー」していきます。
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合宿後、選手やコーチ、トレーナーから寄せられたコメント(一部)
- コーチの知識や経験を学べてとっても勉強になった。自分にとっては未知の事が多かったのでとっても刺激になった。睡眠の講義もとっても学びになり自分の生活に活かそうと思った。
- コーチ対象の講義は今までの選手へのサポートのしかた、声のかけ方を今一度考えさせられた。自分が良いと思っているものでも、個人によってその印象は異なる。声がけの内容ももちろん大切だが、選手とのコミュニケーションが取れ、信頼関係を築く事が1番、大切なことだと改めて学ぶことができた。
- ジェファーソン氏の講義では研究をもとにした様々なアプローチは非常に興味深いものだった。自分自身も競技をやっていると、考え方が凝り固まってくると感じていたので、とても良い学びとなった。
- 体幹と肩甲骨の重要性などが今合宿で学んだり、得られたこと。
- 海外コーチから、トレーニング方法や情報を教えていただき、新しいことを習得できたことは、競技力向上に繋がる非常に有意義な合宿だったと感じる。多くの選手が一緒に練習することで、様々な選手の練習を見ることができ、とても勉強になった。いつもとは違う環境で練習ができたことは刺激になり、モチベーションが向上した。学んだことを今後の自身の成長に活かしていきたい。
トピックス2: スポルテック2025に出展、「応援」の力を発信しました
7月30日から3日間、東京ビッグサイトで開催された「スポルテック」に、東京都の「TEAM BEYOND」と「P.UNITED」の共同ブースが出展されました。パラ・パワーリフティングはP.UNITED(※)の構成団体の一つとして出展し「応援がもたらす“変化”」を体感していただきました。
(※)P.UNITEDとは、財政基盤の弱さや組織運営の余力不足といった共通の課題を抱える8つのパラリンピック競技団体が協働し、それぞれの組織基盤強化とパラスポーツの社会的意義の発信を通じて、健常者と障がい者がごく当たり前に共に過ごせる社会の実現を目指すために結成されたプロジェクト → ホームページ
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パラ・パワーリフティングは、試合では選手が一人でバーベルに挑み、観客がその一人に集中して応援を送ります。
私たちはこの競技の特性を活かし、来場者に「応援されながらバーベルを挙げる」というユニークな体験を提供しました。
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応援を受けることで得られる体感としては、たとえば次のようなことがあります。
- あともう一歩の力が出るきっかけとなる
- 応援する人の力が挑戦者に伝わってまた力が出る
- 応援を受けてやる気がアップする
- 応援することで一緒にやってる感(仲間意識)がアップする
実際に体験した方から、以下のような感想が寄せられました。
- 日々の生活ではなかなか経験できない、応援を一身に受ける体験ができた
- 応援されることで、本来出せないはずの力が出た気がする
- ハッピーな気持ちになった
- 元気が湧いてきた
- もっと頑張りたいという気持ちになった
この体験は、「声かけの重要性」「チームビルディング」「エンゲージメント向上」といった企業課題を解決するヒントに繋がるものです。パラ・パワーリフティングを企業課題の解決のために活用できるご提案を、今後も続けていきたいと思います。
ブースには光瀬智洋選手、桐生寛子選手が参加し、来場者への応援や交流を通じて、競技の魅力を発信しました。
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また日体大のボディビル・パワーリフティング部から競技スタッフとして3日間で9名の学生が、東海大学のSDGsや地域社会の課題解決に取り組む学生によるチャレンジプロジェクトであるGIPから、のべ14名がブース運営のボランティアとして参加してくれました。
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学生の感想を一部ご紹介
- 東海大学
今回のボランティア体験を通してメンバーの中から「次は○○やってみたいな」という言葉がでたことから、実際に体験することの大切さを感じました。
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- 日体大
・パラベンチがどのようなものなのかを第一に感じることができました。
・実際にやってみて、普段やっているベンチプレスとは全然違い、面白いなと思いました。
・何より、様々な人に経験してもらって楽しそうにしているのを見て、ボランティア体験やって
よかったなと感じることができました。
・応援や選手のお話しなど、自分のトレーニングに活かせる内容でした。
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「お互いの得意を持ち寄る」ことがパラ・パワーリフティング連盟の「インクルーシブ」の定義として活動していますが、様々な立場の学生さんの参加と支えによって年齢や立場、得意なことが異なる多様な人々が協力し合い、「共創」の場をつくり上げることができました。
(おまけ)
光瀬選手は高重量でのデモンストレーションを披露。
「みなさんの応援のおかげで上げることができました!」とコメントを残してくれました。
その様子は、パラ・パワーリフティング連盟公式Instagramでご覧になれます。
再生回数が通常投稿の3倍~5倍と、注目を浴びました。
公式Instagram
(私たちが目指す共生社会)
当連盟では、インクルーシブとは「互いの得意を持ち寄ること」と定義し活動し、それにより持続的な成長ができる共生社会の実現を目指しています。このような定義のもとで行う企業や団体とのコラボレーションがもたらす可能性について、具体的なイメージをお伝えしていけるよう、マンスリーレポートでその月に行った取り組みを紹介していきたい、との想いから発行しています。
そして、AIとの協働を通じて作成したビジュアルは、選手、コーチ、スタッフ、そしてファンやステークホルダーが一体となって喜びを分かち合う、私たちの理想の未来像を表しています
(競技力向上に向けて)
JPPFは、選手の競技力向上と、それを支える事務局が一体となり活動しています。事務局は、選手の活躍が社会に感動と勇気を与え、『身体で生きるすべての人をエンパワー』する力になると信じ、日々の活動に取り組んでいます。そこで事務局では、強固なチームワークこそが競技力向上の鍵となると考え、2025年度は、選手、コーチ、スタッフ間の垣根を越えたコミュニケーションの活性化を最重要目標に掲げました。
私たちの目指す未来は、全ての選手が国内外の大会で自己目標を達成し、チーム全体が歓喜に沸く姿です。その感動はファンやステークホルダーにも広がり、明日への活力を生み出すと信じています。7月の活動も、この理想の実現に向けて歩みを進めることができました。
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