2025年06月05日10時45分 / 提供:PR TIMES
株式会社 EX-Fusion(取締役社長: 松尾一輝、以下「EX-Fusion」)は、シリーズAラウンドで総額約26億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。本ラウンドでは、エクイティによる23億円に加え、融資3億円を組成しました。なお、EX-Fusion は、これまで30億円の資金調達をしており、この度の資金調達により、累計調達額は56億円になります。
1.背景
いま、脱炭素化とエネルギー安全保障の両面から、二酸化炭素を排出せず、無尽蔵のエネルギーを自国で生産できる核融合技術に対する期待が急速に高まっています。EX-Fusionは、 2021年レーザー核融合という挑戦的な領域において、一歩を踏み出しました。その背景には、「日本発の技術で、未来のエネルギーをつくりたい」という強い想いがあります。レーザー核融合は、ピーク電源からベースロード電源まで柔軟に担える特性を持ち、エネルギー資源に乏しい日 本にとっては将来の電力インフラに不可欠な技術とされています。また、数ある核融合方式の中で、レーザー核融合は唯一、実験的にエネルギー純増を達成しており、実証段階を超えて、本格的な商用化フェーズに入りつつあります。EX-Fusion はこうした社会的ニーズと技術的潮流を的確に捉え、光制御、ターゲット供給、高出力レーザーといった要素技術を着実に積み上げることで、日本から世界に誇れる商用炉技術を実現しようとしています。
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