2025年06月26日19時40分 / 提供:PR TIMES
~“動く” 仮想設備で新設備の立ち上げを支援~
ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、ホームページ:https://www.lattice.co.jp/、以下:ラティス)は、”動く”仮想設備を用いて、設備開発の課題を可視化・検証し、立ち上げ遅れや手戻りを未然に防止する3Dシミュレーションツール「XVL動的シミュレーション(以下、XDS、英語名:XVL Dynamic Simulator、製品サイト:https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xds/)」を2025年6月23日(月)、新たにリリースしました。本製品は、設計段階において動的な干渉チェックやタイミング検証を可能にし、スムーズな設備立ち上げと工期短縮を支援します。
また、XDSは2025年7月16日(水)~18日(金)に愛知県のAichi Sky Expoで開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025 NAGOYA」(小間番号:128)で展示します。
[画像1: https://prtimes.jp/api/file.php?c_id=11397&t=animationGifImage&f=c80c29fe77f6d41f6c8aab2f25fac0cf.gif ]
設備・作業者・製品の動きを1サイクル単位で3Dで可視化
製造業では、少量多品種や短納期への対応、熟練作業者の減少といった背景から、設備導入の迅速化・柔軟化が強く求められています。しかし、2D図面や静的な3Dモデルによる従来の設計・検証では、実際に設備を「動かしてみないと分からない」ような干渉やタイミングの不整合といった問題が見逃され、結果として据付時の手戻りや工程遅延の大きな要因となってきました。
こうした課題に対応するのがXDSです。XDS は、設備・作業者・製品の動きを1サイクル単位で可視化・検証できるシミュレーションツールです。ガントチャートUIと拘束条件により、リンクや曲線スライドといった動作定義も直感的に行え、定義負荷を大幅に削減します。さらに、XVL VRやヒューマンモデルとの連携により、作業者視点での作業性や安全性の評価も可能です。加えて、実機レスで工程を共有する再生機能も備えることで、生産技術関係者、設備メーカーが同じ動きを事前に確認しながら合意形成できる環境を提供します。
●XDSが解決する課題とその効果●
課題1.設備導入後に干渉が発覚
→ 設計段階で「動的な衝突」をXDSで検出、スムーズな立ち上げを支援XDSでは、設備・製品・作業者の動きを1サイクル単位で再現、時間軸に沿った干渉チェックが可能です。これにより、据付後に判明しがちだった「動的な衝突」を、設計の初期段階で発見でき、現地調整ややり直しを最小限に抑え、スムーズな立ち上げを支援します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11397/16/11397-16-78c207618d8099ccc4b8a08d37e5b6d7-3194x2060.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
リンク機構も簡単定義
課題2.ラインを事前に検証したのに動作タイミングが噛み合わない
→ XDSのガントチャートと3D再生で工程全体の動きを可視化XDSは、直感的に操作できるガントチャートUIを採用しており、複数設備の動作タイミングを一元的に定義・管理できます。定義した動作はXVL Studio上で再生でき、工程全体の動きを視覚的に確認できます。これにより、関係者間での認識のズレを防ぎ、スムーズな合意形成につながります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11397/16/11397-16-2cadef0ccbc80c7f9450261da1991324-3333x2359.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
設備動作定義もガントチャートで直観的に操作
課題3.据付後の調整や手戻り発生コスト・工期が膨らむ
→ XDSとXVL VR、ヒューマンモデルとの連携で据付前に現場感の再現・共有XDSは、XVL VRおよびヒューマンモデルとの連携で、仮想空間での作業性・安全性評価にも対応。据付前に作業者視点での動作確認で設備導入後の手戻りリスクを大幅に低減します。さらに、VR中の姿勢データを3Dのヒューマンモデルに転写した分析など、教育や安全検証の用途にも活用できます。
\XDSムービー公開中!/
導入効果や活用イメージを動画でご覧いただけます。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=9m67nDX7m4g ]
【展示会のご案内】
「人とくるまのテクノロジー展 2025 NAGOYA」では、XDSを用いた実機レスの動作検証や安全性評価のデモンストレーションを通じて、製造現場への適用イメージを具体的にご紹介します。
- 展示会名:人とくるまのテクノロジー展 2025 NAGOYA
- 会期:2025年7月16日(水)~7月18日(金)
- 会場:Aichi Sky Expo(愛知県常滑市)
- 出展小間番号:128
- 公式サイト:https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/nagoya/
ラティスは、XDSを通じて、設備開発の初期段階から動的な課題を可視化することで、現場での手戻りを防ぐスマートな検証プロセスの構築を支援します。さらに、工程設計の精度とスピードの両立を実現し、製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に貢献してまいります。
製品・ソリューション情報
【製品情報】
- 名称 :XVL 動的シミュレーション(XDS、英語名:XVL Dynamic Simulator)
- 価格 :1ライセンス 380万円(定価/別途消費税)
- リリース日:2025年6月23日(月)
- 製品構成 :本製品は、XVL Studio Pro/XVL Studio Hybridのオプションとして動作します。
- 製品サイト:https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xds/
(補足)
-XDSの1ライセンスに編集用ライセンス1本、再生専用ライセンスが3本含まれます。
-再生専用ライセンスは単体でも提供しています(別途、XVL Studio本体ライセンスが必要)
【XDSの主な機能】
- ガントチャートによる動作定義と3Dモデル連携再生
- 動的干渉チェック、動的計測、スナップショット機能
- 機構定義(多関節、リンク構造、インバースキネマ対応)
- ヒューマンオプション(作業性・安全性の検証)との連携 ※別途ヒューマンオプションライセンスが必要
- XVL VR(設備動作の実寸大確認)との連携 ※別途XVL VRライセンスが必要
【用語説明】
- XVLとは、ラティス・テクノロジーが開発した、世界トップ水準の3D基本性能を持つ3D軽量化技術です。製造現場に蓄積された3次元CADの大規模データを活用するソリューション基盤として、国内外の数多くの企業で採用されています。
【その他】
- XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
- その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11397/16/11397-16-2e98e15350ffe7894117ea696b624819-372x116.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]ラティス・テクノロジー株式会社(Lattice Technology Co.,Ltd.)
本社 : 〒162-0821 東京都新宿区津久戸町1-2 あずさセンタービル4階
代表 : 代表取締役社長 CEO 鳥谷 浩志
資本金 : 7億円
事業内容: 超軽量3DフォーマットXVL関連ソフトウェアの開発・販売
コンサルティングなど3Dデータ活用のソリューションサービス提供
URL : https://www.lattice.co.jp/
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