2025年05月01日16時45分 / 提供:PR TIMES
JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)の2024年度募集において、株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山 洋一)に対する開発支援を決定しました。
AIによる会話型診断の課題 近年、マルチモーダルAI注1)の進展が著しく、音声、テキスト、映像、視線といった複数の情報源を統合し、診断や評価を行う技術が急速に発展しています。従来は、単一モーダルのデータ(音声のみやテキストのみ)を用いたAI技術が主流でしたが、異なるモーダルを同時に処理できるマルチモーダルモデルが登場したことで、AIによる言語理解や対話の精度が飛躍的に向上しています。
教育分野においても、マルチモーダルAIの導入が進んでおり、英語スピーキング試験や面接評価では、音声、表情、ジェスチャーを含む包括的な点数化が試みられています。しかし、現行の技術は依然として単一モーダルに依存する部分が大きく、発話内容の正確性や流暢性などを評価するテストは存在するものの、相互作用の質(やりとりの力)までは測定できていませんでした。
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