Mr. & Mrs. Abe の創業者でクリエイティブディレクターが語る、ブランドに込めた思いを、二周年記念の特別編としてお届けします。
多様性の時代に、私たちはひとつの特化に賭けた。“梅”だけを掘り下げることで、普遍へ届くと信じたからです。
この時代に、たった一輪の花を掘り下げることに意味があるとすれば、それは“無駄”の中に宿る美しさゆえです。 梅は、ただの花ではありません。 その一輪の中に、時の移ろい、記憶の層、文化の香りが折り重なっている。 冬の終わり、凍える空気を割って咲くあの姿に、僕は“再生と静けさの力”を見出しました。