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世界のカーボンニュートラル(CN)挑戦を支援するGreen Carbon株式会社フィリピン貿易産業省直下の開発投資機関NDCと 4,500万tのCO2削減プロジェクト基本合意を締結

2023年06月01日14時45分 / 提供:PR TIMES

Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み:グリーンカーボン))は、2023年6月にフィリピン貿易産業省(DTI(Department of Trade and Industry))直下の開発投資機関のNDC(National Development Company )と、フィリピンにて4,500万t-CO2削減プロジェクト実施の基本合意書(MOU)を締結したことをお知らせします。

[画像1: https://prtimes.jp/i/117956/6/resize/d117956-6-92db26dbdf8daf0276d7-0.png ]

◆NDCとの基本合意(MOU)締結の背景
Green Carbonは、カーボンクレジット創出やJ-クレジット/ボランタリークレジット登録、販売までを一気通貫してサポートする事業を展開することで地球のカーボンニュートラルに貢献しています。
グローバルなカーボンニュートラルの潮流を受け、フィリピン政府は2021年4月、パリ協定に基づき「国が決定する貢献(Nationally Determined Contribution)」を国として初めて提出し、2020年から2030年の間にCO2をはじめとする温室効果ガスの75%削減を目指すことを掲げました。75%のうち2.71%は自国の努力のみによって達成、残りの72.29%は先進国からの財務的・技術的支援を受けて達成を目指すという条件付き目標のもと、フィリピンも脱炭素化に向けて進み出しています。

◆ フィリピンにて4,500万tのCO2削減プロジェクト 基本合意を締結
フィリピンは現在、国内で約6,000万tのCO2を排出しており、目標の75%削減には約4,500万tのCO2の削減が必要となります。自国努力だけでは達成が困難であることから、カーボンクレジットをはじめとした様々な温室効果ガス削減ソリューションを展開する当社が、フィリピン貿易産業省(DTI)直下の開発投資機関 NDCと基本合意(MOU)を締結し、4,500万tのCO2削減プロジェクトに取り組む運びとなりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/117956/6/resize/d117956-6-098d4005b6d2aceb9492-1.jpg ]

◆4,500万t-CO2削減プロジェクト概要
Green Carbonの持つカーボンクレジット創出に向けた削減ソリューションにより、施策を掲げ、4,500万t-CO2削減を目指します。主な施策として、「1.森林吸収」、「2.水田管理によるメタンガス削減」、「3.主要作物(サトウキビ/トウモロコシ)を用いた農地貯留」によるカーボンクレジットの創出を展開します。その他、マングローブ植林によるカーボンクレジット創出、ココナッツ樹皮を利用したバイオ炭の生産、バナナペーパークレジットなどの削減施策も取り組んでまいります。

1.森林吸収によるカーボンクレジット創出
フィリピン国内では年間5万haの森林が伐採され、1990年から2020年までの30年間で150万haの森林が失われています。そのため、「REDD+とARR※1」を活用し50万haを保護します(2020~2030年の10年間は伐採を停止)。また、スマートツリーの植林に関するR&D(研究開発)も進め、通常種より1.5倍の削減効果を高めてまいります。

2.水田管理によるメタンガス削減とカーボンクレジット創出
フィリピン国内では、農業用メタンガスが49,370Mt/年排出されています。メタンガス排出削減施策として水田の間断灌水(以下AWD)が挙げられます。AWDは、 中干し後の稲の成育途中に、水田に水を満たした状態と、水を落として干した状態とを数日おきにくり返す方法で、メタンガスの発生を抑制することができます。このAWDをフィリピンの全水田の約80%(400万ヘクタール)に導入し、かつ減肥種子やメタンガスを排出しない稲種子のR&Dにより、削減効果を高めてまいります。

3.主要作物を用いた農地貯留によるカーボンクレジットの創出
サトウキビの残渣とサトウキビを植えていない期間に農地貯留(カーボンファーミング)を実施します。カーボンファーミングは、トウモロコシの未利用部分、休耕地植え付け時に別の種を植えることで削減効果を高めてまいります。

○4,500万t-CO2削減プロジェクト概要図
[画像3: https://prtimes.jp/i/117956/6/resize/d117956-6-45e3f84f721418034c2f-2.png ]

※1:REDD+/ARR
REDD+は、熱帯林の減少と劣化対策により気候変動を抑制するための国際的メカニズム。途上国が、森林減少・劣化の抑制により温室効果ガス排出量を減少させた場合や、あるいは森林保全により炭素蓄積量を維持、増加させた場合に、先進国が途上国への経済的支援(資金支援等)を実施する仕組みです。 ARRは、新規植林・再植林・植生回復を指します。

◆Green Carbon事業紹介
 Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、高炭素固定種苗の研究開発をメインに事業を展開しています。研究開発を基に、カーボンクレジット創出(J-クレジット/ボランタリークレジット)、登録、販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。その他にも、農業関連事業、環境関連事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
 また、国内だけでなく、海外にも展開しておりフィリピン、オーストラリア、メキシコを中心に東南アジアから中南米まで、幅広い地域で事業を取り組んでおります。フィリピンでは現地の大学と連携し、水田のメタンガス削減プロジェクトの実証を進めております。オーストラリアでは、30haの炭鉱/農地でACCUs登録に向けたプロジェクトを開始予定です。メキシコでは、JICA(国際協力機構)と共に、農地貯留の実証を開始しております。

◆NDC事業紹介
 NDCはフィリピン貿易産業省(DTI(Department of Trade and Industry))直下の開発投資機関で、多様な産業に投資し包括的な成長の効果的な触媒としての役割を果たす主要な国営企業です。政府投資機関として、継続的にベンチャーの支援、各プロジェクトのサポートなどを行い、国内の産業活性化に貢献しています。

◆関連リリース
フィリピン大学と連携し、水稲栽培で発生するメタンガス削減PJの実証を推進
ボランタリークレジット取得に向け、フィリピン大学の圃場にてメタンガスの計測を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000117956.html

●Green Carbon 株式会社
商号  :グリーンカーボン
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都港区南青山3-1-3スプライン青山東急ビル6F
設立  :2019年12月
事業内容:主に炭素固定種苗販売事業
CO2削減事業、CO2削減植物研究開発事業、カーボンクレジット取引及び取引所事業、
農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業、及び、コンサルティング
URL  :http://green-carbon.co.jp/

●National Development Company
商号  :NDC
所在地 : House 10, Rd No 90, Gulshan-2.Dhaka、Dhaka、1212、BD
設立  :1981年
URL  : https://www.ndc.gov.ph/

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