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【学校法人 愛知医科大学】ヒト未熟細胞の新たな体外培養法により、成熟過程の機構を解明

2025年05月17日04時45分 / 提供:PR TIMES

-上皮研究、再生医療・がん研究開発の新たなツール-

愛知医科大学 病理学講座 猪子 誠人(いのこ あきひと)講師を中心とする研究チームは、ヒトの上皮組織のもととなる未熟な基底細胞を体外で長期的に増やし、さらにこれを短期間で成熟(分化)させる新手法を併せて開発しました。このモデルにより、未熟な上皮が成熟していく過程の仕組みの一端が明らかになりました。これは分化技術を必要とする再生医療を推進する上で重要な研究成果です。

上皮とは皮膚に代表されるような体表を覆うシート状の組織で、その強固なバリア構造で生体を外界から守っています。この構造は、最下層に蓄えらえた基底細胞が適宜上皮細胞へと分化することで維持されます。しかし、上皮は他の組織に比べ頑丈で、分化の過程の観察や再現はなかなか困難でした。そのため、基底細胞が成熟へと向かう分化スイッチの仕組みには不明な点がまだまだありました。

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