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ゲイツ財団、今後20年間で拠出を倍増へ。人々の命を救い、よりよい人生を支えるための活動を加速。

2025年05月10日10時40分 / 提供:PR TIMES

財団設立25周年を迎え、ビル・ゲイツは2045年までに拠出を終える新たなタイムラインを発表。野心的な目標と、資産の大半を寄付するという構想について。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129554/4/129554-4-39c765035238226839a50c8c50bfc7ac-1600x1000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

ゲイツ財団は設立25周年を機に、今後20年間で2,000億ドルを拠出するという新たなコミットメントを発表しました。これは、すべての人々が健康で、生産的な生活を送るチャンスがあるべきという、財団のミッションを加速させるものです。この決定は、財団の活動を大きく加速させるものであり、財団の運営を終了する新たな期日を2045年とするものです。フィランソロピーとして史上最大の拠出であり、財団の理事長であるビル・ゲイツのブログで公開いたしました。

「人を助け、支援するための資金を手元に置いておくには、解決すべき緊急の問題が多すぎます。だからこそ私は、当初計画していたよりもずっと早く、自分のお金を社会に還元することにしました。」「私は今後20年間、世界中の人々の命を救い、改善するために、ゲイツ財団を通じて私の財産のほぼすべてを寄付するつもりです。」

理事長 ビル・ゲイツ

前倒しとなるこのタイムラインは、ゲイツの死後20年で運営を終了するとされていた財団の憲章を変更し、財団の理事会によって承認されたものです。発表された資金額は財団の現在の基金を上回るものであり、差分はビル・ゲイツの個人資産から徐々に拠出されます。

「数年前、私はこの“タイムライン”について考え直し始めていました。最近になり、理事会からの意見もあり、特に重要な投資を倍増し、パートナーにさらなる確実性を提供すれば、財団の目標をより短期間で達成できると考えるようになりました。」

理事長 ビル・ゲイツ

財団の戦略に変更はありませんが、今後20年間、財団はパートナーと協力し、以下の3つの主要目標の達成に向けて可能な限り前進していきます。
- 母子の予防可能な死をなくす。
- 次の世代が、致命的な感染症に苦しむことなく成長できるようにする。
- 何百万もの人々を貧困から救い、繁栄への道へ導く。

「ゲイツ財団のこれまでの25年間は、ウォーレン・バフェット氏の寛大なご支援もあり、1,000億米ドル以上を寄付してきました。」「これからの20年間で、拠出額を倍増させる予定です。正確な金額は市場やインフレ率に左右されますが、財団は現在から2045年の間に2,000億米ドル以上を支出すると予想しています。この数字には、財団の残高と私の将来の寄付が含まれています。」

理事長 ビル・ゲイツ

この財団終了日の変更は、緊急性と機会によるものです。ゲイツ財団は、2000年から2025年にかけて、グローバルヘルス(国際保健)と技術開発で目覚ましい進歩が遂げられたことを今後活用していきたいと考えています。この期間には、乳幼児死亡率が半減し、致死的な感染症による死亡率が大きく減少し、何億人もの人々が貧困から脱却しました。

財団が設立された2000年以来、ゲイツ財団はGaviワクチンアライアンスとグローバルファンドへの支援を通じて、8,200万人の命を救うことに貢献してきました。また、ゲイツ財団はパートナー団体と共に、低中所得国の人々のニーズにあうワクチン、診断ツール、治療法など、100を超えるイノベーションの開発にも貢献してきました。これらのイノベーションとそれを実現した人々は、グローバルヘルスの歩みを変えることに貢献しました。いまもなお数百もの技術開発が進行しています。

「今、私たちは財団の設立以来、経験したことのないほど大きなニーズに直面しています。過去25年間の成果は、依然として大きな進歩が可能であることを示しています。」「だからこそ、これからの20年で、パートナーとの緊密な協力のもと、私たちはこれらの新たなイノベーションを展開し、25年間の学びと進歩を活かして、さらに大きな変化を生み出していきます。」

CEO兼理事 マーク・スズマン

今回の発表は、グローバルヘルスの指標の進捗が、数年にわたって停滞、場合によっては後退している中で行われたものです。世界各国の政府は、数百億ドル規模の人道・開発支援の資金削減を発表しており、これは世界で最も貧しい人々に壊滅的な結果をもたらす恐れがあります。

それと同時に、科学の飛躍的進歩、強力なイノベーション、そしてワクチンからAIに至るまで、新たなツールが、かつてない速さで人々の命を救い、生活の質を向上させる機会を生み出しています。

「実に、人々がより健康で豊かな生活を送れるよう支援できる機会がこれほどまでにあったことはありません。特にAIの台頭によってテクノロジーの進歩は、かつてない速さで起こっています。」「世界はあらゆる困難に直面していますが、我々は進歩を遂げることができると私は希望をもっています。なぜなら、一つ一つのブレークスルーは、誰かの人生をよりよくする新たなチャンスとなるからです。」

理事長 ビル・ゲイツ

新たな今後の20年のタイムラインにより、財団がフィランソロピー・セクターの強化に向けた取り組みをさらに進めることができます。この協調的な努力は、非営利団体から地域の医療機関、多国間パートナーシップに至るまで、その後も存続する様々な組織が、将来に向けて計画を立てるために必要な準備期間を確保することを目的としています。

財団のその他の重点分野は、引き続き以下の通りです。
- 米国の学生が機会を得られるよう支援する。
- デジタル公共インフラを強化し、より多くの人々が、包摂的な経済とオープンで競争力のある市場を促進する金融・社会サービスにアクセスできるようにする。
- AIの新たな活用方法を適用し、医療、教育、農業分野で、サービスの質の向上と普及促進をする。
- ジェンダーの平等を推進し、女性が教育、医療、金融サービスを利用できるようにすることで、女性と家族、そして地域社会を向上させる。

「世界をよりよくするという仕事は、これまでも、そしてこれからも、常に共同の努力によって実現されます。私は、財団がこれまでの25年間に達成したすべてのことを誇りに思いますが、素晴らしいパートナーなしにはどれも成し遂げられませんでした。」「私達は、次の世代によりよい未来を残し、次なる課題に立ち向かうための準備も万全に整えることができると信じています。」

理事長 ビル・ゲイツ

今年初め、財団は過去最大の予算を発表しました。これは、来年の拠出総額を90億米ドルに到達させるという財団のコミットメントに沿ったものです。

ファクトシート、画像などを含むその他の関連資料は、デジタルプレスキットをご覧ください。

ゲイツ財団について
ゲイツ財団は、「すべての命は平等に価値がある」という信念に基づき、すべての人々が健康で生産的な生活を送れるよう支援しています。開発途上国では、パートナーと協力して、人々が自らの未来を切り拓き、可能性を最大限に発揮できるよう、インパクトのある解決策を創出しています。米国では、すべての人々、特に最も貧しい人々が、学校や人生で成功するために必要な機会にアクセスできる環境の確保を目指しています。財団は、米国ワシントン州シアトルを拠点としています。ビル・ゲイツと理事会の指揮の下、CEOのマーク・スズマンが率いています。

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