2025年06月14日10時40分 / 提供:PR TIMES
男性性による男性の生きづらさも重大な課題ととらえ、ジェンダー平等を再定義する取り組みを開始。ジェンダーは女性の差別解放のみでなく、ジェンダー平等への取り組みを推進いたします。
株式会社ソルビス(本社:東京都世田谷区、代表取締役:玉村優佳)は、ジェンダー平等の実現に向けた新たな取り組みとして、「当事者と組織目線での男性育休イベント」の開催および「男性性からの男性を開放」をテーマとした記事連載を開始いたします。本企画は、「男性だからこそ抱える葛藤や制限」を可視化し、社会全体で共有することを目的としています。
また、実践者が孤立せず対話・学び合えるコミュニティ「DE&I College」の立ち上げを通じて、“すべての多様な人材の平等・公平性のある社会”を推進してまいります。
背景:見えづらい”男性の壁”と向き合う
「男性育休の取得率は年々上昇」といった明るいニュースがある一方で、「周囲の目が気になる」「長期の育休を取得しづらい」など、男性が“取りにくい”現実も依然として存在しています。また、「家計を支えるのは男」「強くあれ、稼げ」という無意識の期待が、男性自身を縛り、心身の健康や家庭との両立を困難にしていることも少なくありません。
私たちは、こうした“男性性”にまつわる見えないプレッシャーを問い直し、本質的なジェンダー平等の社会実現を目指していきたいと考えています。
実施内容
1.男性育休に関するリアルイベント
「男性育休」って、実際どうなの?―当事者と組織目線での男性育休のこれから―
最近の研究では、父親が家庭に不在なことが子どもの学力や母親のメンタルヘルスに影響を与えることも示されています。
一方で、半年以上の長期育休を取得した男性たちには、「マッチョで仕事中心」な価値観から「家族とキャリアの両立」へのシフトが起き、
復職後の働き方を自ら変えていく姿も見られています。
つまり、男性育休は「制度」の話だけではなく、家族、職場、社会のあり方を問い直すきっかけでもあるのです。
今回のイベントでは、実際に育休を取得した当事者、企業で制度を運用する担当者などが登壇し、
リアルな体験とこれからの可能性を語り合います。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156247/3/156247-3-70d22ae72834dfb6991d20576439ce3d-1362x644.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
男性育休に関するリアルイベント(株式会社ソルビス主催)
📍開催概要
日時: 2025年7月17日(木)19:00~21:00(対談終了後、交流会あり)
会場: KINTOテクノロジーズ 日本橋オフィス(COREDO室町2)
主催: 株式会社ソルビス
参加費: 無料(※軽食付き)
2.記事連載:すべての人のための「男性解放」
連載企画『男性から始める、ジェンダー平等』--“男らしさ”を問い直す5つの視点
株式会社ソルビスは、2025年6月より、男性の生きづらさとジェンダー平等を再考する記事連載『男性から始める、ジェンダー平等』をスタートします。本連載は「ジェンダー平等=女性のため」という思い込みを問い直し、男性もまた“男らしさ”に縛られている生きづらさなどを描き出すことで、読者の意識変容を促します。
【連載予定テーマ】
- 第1回:「なぜ今、男性にジェンダー平等が必要なのか」※公開済
- - ジェンダー平等=女性の課題という誤解
- - 男性も“男らしさ”に苦しんでいる
- - 読者への問いかけ:「あなたは『男らしさ』に縛られていませんか?」
https://note.com/sorubis/n/n18bd73e55fff
- 第2回:「『男らしさの呪縛』が男性から奪うもの」
- - 健康寿命や自殺率にみる“強さ”の代償
- - 「弱音を吐けない社会」が招く孤立
- - 職場での過度な競争が及ぼす影響
- 第3回:「なぜ男性はジェンダー平等から遠ざかるのか」
- - 「自分の立場が奪われる」という誤解
- - 男性特権の“無自覚”
- - 「男らしさ」を証明し続けるプレッシャー
- 第4回:「家庭とケアから見える新しい男性像」
- - 育児や家事への参加がもたらす充実感
- - 「養う性」から「共に育む性」への転換
- - パートナーシップの再定義と、ケアの可能性
- 第5回:「すべての人のためのジェンダー平等へ」
- - 男性が“同盟者”となるためにできること
- - 日常の中の小さな行動から始める変革
- - 次世代への希望とメッセージ
これらの連載は、株式会社ソルビス運営のnoteにて順次公開予定です。
▼男性性の歴史とマチズモに関する過去の記事はこちら
https://note.com/sorubis/n/n80c5dae24bf0?sub_rt=share_sb
3.新コミュニティ「DE&I College」始動
DE&Iの専門家集団 x コミュニティのプロである当社から、DE&I実践者・関心層の孤独をなくす、対話と共感のサードプレイスとなるコミュニティを開始いたしました。
- 対象: 企業のDE&I担当者/人事担当者/多様性について関心のある方
- 提供内容:
- - メンバー同士によるDE&Iトピックの情報交換
- - 実務上の悩みや壁の相談(匿名相談可)
- - ソルビス編集の月次ニュースレター
- - 有識者による最新動向のシェア
- - メンバー限定のイベント・勉強会の案内
- 扱う主なテーマ:
- - ジェンダー・セクシュアリティ
- - 障害・ニューロダイバーシティ
- - 国籍・文化・言語
- - 年齢・ライフステージ
- - 経済的・教育的背景
- - 働き方・価値観の多様性
※slackにて運用しています。
また、ソルビスが発信するDE&Iに関するエビデンスに基づく実践的なコンテンツも無料で共有いたします。ぜひ、各社のDE&I推進やダイバーシティへの理解促進にご活用ください。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156247/3/156247-3-a28d1825ee6730f76e9059668f10d3b6-1280x1109.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ソルビスが提供するDE&Iコンテンツの一部
▼コミュニティへの参加フォームはこちら
https://forms.gle/rP5EwaMkfQZ5XHE87
代表メッセージ(株式会社ソルビス 代表取締役 玉村優佳)
私たちに今求められているのは、性別による役割分担や価値判断を超え、一人ひとりが「自分の性」を肯定的に受け止められる環境をつくることです。
性別という枠組みに縛られず、誰もがありのままの自分を生きられる社会へ。
私たちは、そんな未来の実現を目指しています。
変化は、大きな正論や制度改革ではなく、小さな違和感や、ふとした問いかけから始まります。
すべての人のためのジェンダー平等に、共に向き合っていきましょう。
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