『孤狼の血』シリーズなどで知られる柚月裕子の警察ミステリー小説を映画化した『朽ちないサクラ』が6月21日(金)、公開される。県警、一般職の広報職員が殺人事件の謎を追う、というストーリー。主人公を演じるのは、『市子』で女優として新境地を切り開き、注目を集めた杉咲花。彼女の名前といい、タイトルといい、花めく感じだが、この映画、ドラマの展開に呼応するかのように、実にきれいな桜が効果的にバックに現れる。CGではなく、ロケ地に咲いていた本物の桜だ。思いもよらぬ展開に導かれ、この桜が映し出されるとき、いいようもない思いに包まれます──。
『朽ちないサクラ』