かげはら史帆による歴史ノンフィクションを、大胆不敵な着想で映画化した『ベートーヴェン捏造(ねつぞう)』が、いよいよ9月12日(金)に全国公開される。19世紀のウィーンで実際に起きた、音楽史上最大のスキャンダルを題材にしているのだが、演じているのは、全て日本人! あのベートーヴェンを古田新太が、そして彼の秘書で主人公のシンドラーを⼭⽥裕貴が熱演する。もちろん、セリフは日本語。そんな、こうきたか!とうなりたくなる数々の不自然な設定が、なんとも不思議な満足感を生み出している。脚本を手掛けたのは、今絶好調のバカリズム。
『ベートーヴェン捏造』