2025年06月24日13時00分 / 提供:ぴあニュース
NHKの超高精細映像と技術により、東京国立博物館が所蔵する貴重な文化財の世界に没入できる展覧会『イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~』が、8月3日(日)まで東京国立博物館 本館特別5室で開催されている。縄文土器、はにわ、絵巻、鎧兜、浮世絵、さらにはアニメまで、東博が所蔵する国宝や重要文化財を中心におさめた大迫力の高精細映像で、日本美術の歴史をたどる映像展示だ。先日、作品内に登場するアニメ映画『竜とそばかすの姫』を手掛けた細田守監督と、同展の担当者で細田監督とも親交の深い東京国立博物館の松嶋雅人学芸企画部長による対談が行われ、日本美術とアニメとの関係から、現在、細田監督が制作中の新作『果てしなきスカーレット』についてまで、さまざまな話題が語られた。
縄文土器からアニメまで日本美術の文脈をたどる
松嶋 東京国立博物館とNHKは協働し「8K文化財プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトにより、縄文土器から浮世絵にいたるまで様々な文化財の高精細アーカイブ化が実現し、従来見えなかった細部まで研究・展示することが可能となりました。今回の展覧会では、高精細アーカイブ映像と、細田さんの『竜とそばかすの姫』をはじめとする、さまざまな名作アニメーション作品を用いた展示となっています。細田さんとは、2006年に『時をかける少女』の作品内に東京国立博物館(以下、東博)が登場して以来、さまざまな形でご協力いただいています。今日、展示を見ていただいていかがでしたか?