旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

『野生の島のロズ』監督インタビュー。“機械的な親切”がもたらす奇跡

2025年02月05日12時00分 / 提供:ぴあニュース

ドリームワークス・アニメーションの最新作『野生の島のロズ』が7日(金)から公開になる。本作は無人島に漂着したロボットがさまざまな動物たちと出会い、共に暮らす中で変化を遂げていく物語が描かれる。

監督を務めたのは、名作『ヒックとドラゴン』や『リロ&スティッチ』を手がけた才人クリス・サンダース。彼はキャラクターと物語を丁寧に紡いでおり、創作する上でのキーワードは、意外にも“別れ”と、日本公開題にも原題(WILD ROBOT)にも登場する“野生=WILD”だったようだ。

本作の主人公ロズは、人間の暮らしを手助けするために生まれたロボットだ。しかし、ロズは運搬中に無人島に漂着してしまい、動物しかいない島でプログラム通りに“お手伝い”をする過程で、ひな鳥のキラリ(オリジナルはBrightbill)を育てることになる。本作の原作はピーター・ブラウンの小説『野生のロボット』。娘を通じてこの本を知ったサンダース監督は、読んですぐにこの物語のユニークさに魅了されたと振り返る。

「ロボットを描いた物語がずっと大好きだったから、まさか自分にロボットものを監督できるチャンスがめぐってくるなんて考えもしなかったし、決まったときは本当にうれしかった! 本作がユニークなのは、まずはロボットがひな鳥の母親になるという展開ですよね。それに僕はロズがずっと“迷子”であるという設定もすごく大事だと思った。彼女は、人間のいない島に放り込まれて、自分がいるべき場所がどこなのかわかっていないから、とりあえず周囲にサービスしようとする。この段階で、観客にいろんな感情を喚起させることができるんじゃないかと思いました」

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

映画カテゴリのその他の記事

マピオンニュース ページ上部へ戻る